外為サマリー:一時145円20銭台まで軟化、有事のドル買いの巻き戻し続く
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24日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=145円31銭程度と前日午後5時時点に比べ2円01銭程度のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=168円71銭前後と同68銭程度のユーロ安・円高で推移している。 中東情勢を巡り、トランプ米大統領が日本時間24日朝、自身のSNSにおいてイスラエルとイランが完全な停戦で合意したと投稿した。前日夜までは中東情勢の悪化を受けて、有事のドル買いが加速していた。停戦開始を前にイランの外相は合意について否定しながらも、攻撃終了を示唆した。また、イスラエルに対してイランがミサイルを発射したと伝わったものの、イランのメディアは同国が第4波の攻撃をもって停戦に入ると報じた。停戦の手続きはイランが先立ち、その後イスラエルが続く形となる。東京時間ではイスラエルとイランが歩み寄り、停戦が実行されるとの見方から、ドルの買い持ち高を圧縮する目的の売りが継続。ドル円は一時145円20銭台まで下落した。7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げが実施されるとの観測も、ドル円相場には重荷となった。 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1611ドル前後と同0.0113ドル程度のユーロ高・ドル安で推移している。 出所:MINKABU PRESS