17日の米株式市場の概況、NYダウ299ドル安 中東情勢巡る警戒感強まる

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 17日の米株式市場では、NYダウが前日比299.29ドル安の4万2215.80ドルと反落した。トランプ米大統領がイランに対し無条件降伏をするよう自身のSNSで訴えた。イランとイスラエルの軍事衝突に米国が参戦し、事態が一段と悪化するリスクが意識されたほか、5月の米小売売上高が市場予想を上回る落ち込みとなったことも全体相場の重荷となった。

 メルク<MRK>やナイキ<NKE>が売られ、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>やベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>が冴えない展開。レッドワイヤー<RDW>やセンチュリ・ホールディングス<CTRI>が大幅安となった。一方、シェブロン<CVX>やビザ<V>が堅調推移。ロッキード・マーチン<LMT>やレイセオン・テクノロジーズ<RTX>が値を上げた。

 ナスダック総合株価指数は180.13ポイント安の1万9521.09と反落した。アップル<AAPL>やテスラ<TSLA>が下値を探り、ファースト・ソーラー<FSLR>が急落。サージェリー・パートナーズ<SGRY>やバラード・パワー・システムズ<BLDP>が大きく株価水準を切り下げたほか、ナビタス・セミコンダクター<NVTS>が安い。半面、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>がしっかり。レミットリー・グローバル<RELY>が買われ、ヴァーヴ・セラピューティクス<VERV>とデジタル・タービン<APPS>が大幅高となった。

出所:MINKABU PRESS

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