株価指数先物【昼】 SQは波乱なく通過も地政学リスクでショートが強まる
株価指数先物【昼】 SQは波乱なく通過も地政学リスクでショートが強まる
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日経225先物は11時30分時点、前日比520円安の3万7630円(-1.36%)前後で推移。寄り付きは3万8010円と、シカゴ日経平均先物(3万8180円)を下回り、売り先行で始まった。現物の寄り付き直後につけた3万8120円を高値に下へのバイアスが強まり、終盤にかけて3万7510円まで下落幅を広げる場面もみられた。引け間際は3万7600円~3万770円辺りでの保ち合いを継続。 トランプ米大統領は、イスラエルがイランを攻撃する可能性はあるとの見解を示すなど、中東での地政学リスクが警戒されていた。そのなかで、東京市場の取引開始時に「イスラエルがイランの核関連施設などを攻撃」と伝わった。為替市場では円相場が1ドル=142円台と円高に振れ、日経225先物はアルゴリズムが発動する形でショートの動きが強まった。6月限のSQ値は概算で3万8172.67円と波乱なく通過したものの、イスラエルのイラン攻撃を受けて、200日移動平均線(3万7830円)および25日線(3万7740円)を一気に割り込んだ。イランの報復攻撃が警戒されており、リバウンド狙いのロングは入りにくいだろう。 NT倍率は先物中心限月で13.69倍に低下した。一時13.66倍と、25日線(13.66倍)水準まで低下してきたことで下げ渋る動きをみせている。 株探ニュース