ファインズ、今期経常を一転3%減益に下方修正

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決算

 ファインズ <5125> [東証G] が6月13日昼(12:00)に業績修正を発表。25年6月期の経常利益(非連結)を従来予想の4.2億円→3.3億円(前期は3.4億円)に21.4%下方修正し、一転して3.2%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の経常利益も従来予想の3億円→2.1億円(前年同期は1.6億円)に29.6%減額し、増益率が82.0%増→28.1%増に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社のVideo クラウド事業において、新規の受注案件が当初の想定を下回ったことにより、売上高の伸びが鈍化いたしました。 さらに、「IT 導入補助金2024」における採択率が予想を大きく下回り、これに伴い受注に至らなかった案件が発生したことも、売上高の減少要因となっております。 一方で、外注費や原価部門の工数削減、人件費の大幅な抑制が、営業利益の押し上げ要因となった部分もございます。しかしながら、売上高の減少幅がこれを上回り、結果として各段階利益において計画との差異が拡大する見通しとなりました。 以上の要因を踏まえ、現時点で認識している通期業績の着地見込みと従来の業績予想との間に乖離が生じたため、業績予想の修正を行うものです。(注)上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報並びに速報値に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。中期経営計画業績目標の取り下げについて(1)中期経営計画業績目標取り下げの理由 当社は、2023 年8月10 日に2026 年6月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を公表し、2024 年8月14 日公表の計画数値の一部見直しを経ながらも、その達成に向けて取り組んでまいりました。 しかしながら、当期におきまして、売上高や各段階利益は上記の通り下方修正することとなり、中期経営計画策定時において想定していた前提条件と大きく異なる状況であり、公表している業績目標の達成が困難であると判断したことから、中期経営計画における業績目標を取り下げることといたしました。(2)今後について 現行の中期経営計画に掲げた成長戦略につきましては、当社の持続的成長を実現するための重要施策として継続して取り組んでまいります。 また、新たな中期経営計画につきましては、策定次第速やかに公表いたします。

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