東京株式(前引け)=続伸、半導体株など上昇も買い一巡後は伸び悩む

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市況

 11日前引けの日経平均株価は前営業日比173円86銭高の3万8385円37銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は7億4857万株、売買代金概算は1兆9932億円。値上がり銘柄数は1136、対して値下がり銘柄数は443、変わらずは50銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は前日に続き買い優勢の地合いで日経平均株価は朝方に300円以上上昇し、3万8500円台まで水準を切り上げる場面があった。しかし、その後は上値も重く、徐々に上げ幅を縮小した。前日の米国株市場ではNYダウやナスダック総合株価指数など主要株価指数が揃って上昇し、東京市場でも半導体関連などを中心に買いが入り全体相場は上値指向を続けたが、3万8000円台半ばでは戻り売りに押された。米中貿易協議は一部合意がみられたとの報道もあったが、その内容ははっきりせず、米株価指数先物が冴えない動きとなっているのを横目に、東京市場でもポジション調整の売りが上値を押さえる格好となった。なお、個別株の物色意欲は旺盛で値上がり銘柄数はプライム市場の70%を占めている。

 個別では売買代金首位のアドバンテスト<6857.T>が堅調、同2位にランクインしたディスコ<6146.T>も大きく上昇、レーザーテック<6920.T>、東京エレクトロン<8035.T>なども高い。ソシオネクスト<6526.T>が物色人気、良品計画<7453.T>も値を上げている。リクルートホールディングス<6098.T>も高い。メディアドゥ<3678.T>が急騰、アステリア<3853.T>も大幅高。半面、三菱重工業<7011.T>が冴えず、IHI<7013.T>が大きく値を下げた。任天堂<7974.T>も売りに押された。東京海上ホールディングス<8766.T>が軟調。日野自動車<7205.T>が急落、三井E&S<7003.T>なども大きく下値を試す展開に。

出所:MINKABU PRESS

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