東京株式(前引け)=反落、円高など警戒も半導体関連は強い動き
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5日前引けの日経平均株価は前営業日比88円99銭安の3万7658円46銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は7億4408万株、売買代金概算は1兆9645億円。値上がり銘柄数は676、対して値下がり銘柄数は886、変わらずは69銘柄だった。 きょう前場の東京株式市場は朝方からリスク回避の地合いとなり、日経平均は下値を探る展開となった。前日の米国株市場でNYダウが5日ぶりに反落したことや、外国為替市場で足もと円高が進んでいることが、相場の重荷となっている。ただ一方で、日経平均寄与度の高い半導体関連株の一角が買われたことが全体を下支えしている。なお、個別株の値下がり銘柄数は全体の54%を占めるにとどまっている。前引け時点の売買代金は2兆円を下回った。 個別では三菱重工業<7011.T>が冴えず、IHI<7013.T>、川崎重工業<7012.T>なども安い。サンリオ<8136.T>も下落した。キーエンス<6861.T>が値を下げ、住友ファーマ<4506.T>が大幅安、川崎汽船<9107.T>の下げも目立つ。半面、アドバンテスト<6857.T>が売買代金断トツで大幅高、レーザーテック<6920.T>、東京エレクトロン<8035.T>なども高い。豊田自動織機<6201.T>が堅調、楽天銀行<5838.T>が値を飛ばした。センコーグループホールディングス<9069.T>が値上がり率トップ、メンバーズ<2130.T>も大幅高。 出所:MINKABU PRESS