明日注目すべき【好決算】銘柄 キタック、ＭＣＰｓ、新光商 (30日引け後 発表分)

　5月30日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　キタック <4707> [東証Ｓ]　　★今期最終を一転2％増益に上方修正、配当も2円増額
　◆25年10月期の連結最終利益を従来予想の1億6700万円→2億8500万円に70.7％上方修正。従来の減益予想から一転して2.2％増益見通しとなった。経済産業省による「住宅・建築物需要一体型等省エネルギー投資促進事業」の補助金1.4億円を計上したことが最終利益を押し上げる。
　　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の5円→7円(前期は5円)に大幅増額修正した。

　ＭＣＰｓ <4360> [東証Ｓ]　　★非開示だった今期経常は黒字浮上へ
　◆非開示だった26年3月期の業績予想は連結経常損益が3.6億円の黒字(前期は2.7億円の赤字)に浮上する見通しと発表。ファインケミカル事業で半導体分野、医薬分野、ヨウ素関連製品を中心に販売が増加するほか、難燃剤事業における収益状況の改善を織り込んだ。

　新光商 <8141> [東証Ｐ]　　★今期経常を43％上方修正、配当も3円増額
　◆26年3月期の連結経常利益を従来予想の7億円→10億円に42.9％上方修正。増益率が21.1％増→73.0％増に拡大する見通しとなった。同時に、ＮＥＣ <6701> 傘下で電子デバイスの販売などを手掛けるシミズシンテックを買収すると発表。第2四半期から連結化するシミズシンテックの業績上積みが収益を押し上げる。
　　併せて、今期の年間配当を従来計画の9.5円→12.5円(前期は15.5円)に増額修正した。

株探ニュース