【今週読まれた記事】米関税への厳戒解除！ 再脚光“復活の半導体”に集まる視線

　株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は5月24日から30日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

　5月最終週となった今週の日経平均株価は、前週末比804円高の3万7965円と反発。月足で見ると前月比1919円高と大幅に続伸しました。5月相場といえば「セルインメイ（株は5月に売れ）」の格言が有名ですが、ここ10年の5月勝率（月足陽線率）は8勝2敗。相場の構造や投資家の動向が変化したのか、この格言は過去のものとなっています。

　4月からの値動きを再確認すると、日経平均が一時3万トビ台まで暴落した4月初旬の“トランプ・ショック”から約1ヵ月かけて全値戻しを達成、その後はショック安前の水準で再びレンジ相場となっています。「トランプ米大統領の発言に振り回される相場環境は続くが、株式市場は距離感がつかめてきた」と語るのは＜相場観特集＞で見通しを伺った雨宮総研代表の雨宮京子氏。トランプ関税による市場の動揺は今後限定的になるとみています。一方、上値余地についても「明らかな好材料が出現しない限り一気の上値追いは難しそうだ」と、レンジ相場が続くと予想しています。この記事は多くの方に読まれアクセスランキング上位入りとなりました。

　大人気相場コラム「【北浜流一郎のズバリ株先見！】 ─親子上場問題で注目すべき4銘柄！」の北浜氏も「最近はその衝撃度はかなり和らいでおり、たとえ想定外の発言があったとしても、『これで株が下げたら拾っておくか……』くらいの気持ちで受け止めればよい」と、警戒解除の姿勢。その上で今後市場の関心が高まりそうなテーマとして「親子上場」を挙げ、簡易的なリストも掲載してランキング8位の人気となりました。

　そのほか、海外の機関投資家が日本株のウェートを増していると指摘した「【杉村富生の短期相場観測】 ─ブラックロックが日本市場に強力参入！」が11位にランクインするなど、相場コラムは今週もすべての記事が上位ランキング入り。どの記事もお見逃しなく。

　　【村瀬智一が斬る！深層マーケット】エヌビディア決算がトリガーとなるか
　　武者陵司「逆オイルショック狙う？　トランプ氏中東歴訪の深謀遠慮」
　　富田隆弥の【CHART CLUB】　調整一巡が接近、押し目買い

　　雨宮京子氏【6月は上か下か、日経平均の展望と個別株を読む】 ＜相場観特集＞


　全体相場が落ち着きを取り戻す過程で見えてきたのが、個人投資家の物色意欲の強さ。4月からの戻り相場では東証グロース250指数の上昇率が日経平均を大きく上回っています。インバウンド、防衛、円高メリットなど様々なテーマが物色されるなか、今週の大きなトピックとなったのは半導体関連でした。一時期“生成AIバブルの崩壊”が噂され関連銘柄は大きく値を下げましたが、ここ再び脚光を浴びつつあります。「始まった『半導体関連』大相場復活の序奏、爆速上昇期待7銘柄リスト ＜株探トップ特集＞」は、巡ってきた反転攻勢の機会に強い期待がかかる注目の7銘柄を厳選して紹介。2位以下に圧倒的な差をつけてのランキング首位に輝きました。

　29日早朝、ランキングトップとなった記事でも多くの文字数を割いて解説されている生成AI関連のシンボルストック、米エヌビディアの決算が発表されました。結果は売上高などが市場予想を上回る好調さとなり、日本株市場でも半導体関連が大きく買われる結果となりました。早朝5時24分に配信した「エヌビディア、決算受け時間外で上昇＝米国株個別速報」がアクセスランキングの9位にランクインしたことでも、この発表がどれほど注目されていたかがわかります。また、先週末に配信した「決算目前、『一生一緒にエヌビディア』は今後も通用するのか？＜今中能夫の米国株ハイテク・ウォーズ＞」が多くの方に読み返され2週連続の上位ランキング入りとなりました。

　投資テーマ関連では、AIの発展とも関わりの深い「自動運転」分野で要注目の銘柄を紹介した「『自動運転』新時代へ、外資も虎視眈々の有力テーマで注目の銘柄群 ＜株探トップ特集＞」が上位入り。そのほか以下の記事もよく読まれています。

　　個人消費復権の切り札、「TikTok Shop」でバズる銘柄を追え ＜株探トップ特集＞
　　今年の夏は去年と違う! 熱中症対策義務化で「冷感商品」関連が活躍へ ＜株探トップ特集＞

　　「防衛」が3位、関税デメリットから外れたグローバルテーマで再脚光＜注目テーマ＞


　アクセスランキング2位は、米関税政策や円高進行によって企業の収益環境に向かい風が吹くなか、業績が好調な内需系セクターに照準を合わせた「逆風のなかでも成長続く、最高益路線まい進の内需系バリュー株5銘柄精選 ＜株探トップ特集＞」が獲得。26年3月期に経常利益が連続で過去最高を見込み、かつ株主還元に積極的な企業を紹介し、多くのアクセスを獲得しました。

　3位にも好業績企業の特集がランクイン。「今期活躍期待の【連続最高益】銘柄リスト〔第1弾〕40社選出 ＜成長株特集＞」は、26年3月期に経常利益が連続で過去最高、かつ同利益が前期比5％以上の伸びを見込む銘柄にスポットライトを当てました。週の半ばに配信した「今期活躍期待の【連続最高益】銘柄リスト〔第2弾〕41社選出 ＜成長株特集＞」も配信後即ランキング入りの人気に。待望の〔第3弾〕は明日6月1日の19時30分に配信予定です。お楽しみに。

　＜成長株特集＞では、先週配信した「利益成長【青天井】銘柄リスト〔第4弾〕33社選出 ＜成長株特集＞」も2週連続の上位ランキング入りとなっています。＜割安株特集＞では「まだ間に合う、5月配当【高利回り】ベスト30 ＜割安株特集＞」があと一歩でトップ10入りの12位にランクインしました。また、以下の記事も定番人気となっています。

　　10万円以下で買える、今期最高益＆低PER 28社【プライム】編 ＜割安株特集＞
　　10万円以下で買える、今期最高益＆低PER 32社【スタンダード】編 ＜割安株特集＞

　　【高配当利回り銘柄】ベスト30　＜割安株特集＞　5月28日版


　今週の株探プレミアムコラムは2記事を配信。1記事目は「個人投資家大調査-2025」のアンケート回答者へのインタビューを基にした「すご腕投資家さんに聞く『銘柄選び』の技」シリーズより、500万円の元本から累積で1億円以上のリターンを生み出した兼業投資家の“surf777さん（ハンドルネーム）”の銘柄選びの技を2回にわたってお届け。第1回「『給料だけでは無理』と始めた株で、稼いだ生活費は1億円超え」では、“細かく売買＆小リターン狙い戦略”でリターンをさらったアウンコンサルティング <2459> を例に、「開示情報」に注目して着実に利益を積み重ねるためのポイントを掘り下げていきます。

　“surf777さん”編の最終回「相場が下げでも稼ぐ『生活費』、春のトランプ波乱では2000万円に」では、3月下旬からの“トランプ波乱相場”の最中に2000万円ものリターンを稼いだ“surf777さん”の勝ち技に注目。“日経225オプション”や大型株の空売りを駆使して、下落相場でもリターンをあげる秘策を余すことなく紹介していきます。


　株探プレミアムではこれまで150人に迫る投資家に取材し、約330本の記事を配信してきました。一人ひとりが独自の戦略・スタイルを持ち、その手法は様々。また、大きな失敗や転機となった相場経験は非常に貴重なものであり、時代や相場の局面が変わっても生き続ける財産です。そこで株探では、これまで紹介してきた投資家さんを「戦略」や「スタイル」、「投資対象」などのキーワードでで検索できるサービスをスタートしました。詳しくは下記告知記事をご覧ください。

　　投資家検索サービス、始めました！

　株探プレミアムは初回登録時のみ30日間の“無料体験”ができます。まだの方はぜひ無料体験をお試しください。“過去25期分”の業績や「成長性」「収益性」といった指標の表示、サプライズ決算の“超速報”など、投資に有用な情報が満載の株探プレミアム。詳細は「株探プレミアムのご紹介」ページをご覧ください。皆様のご加入をお待ちしております。


　引け後の材料を一覧でチェックできる【明日の好悪材料】【サプライズ決算】は、今週もすべての記事がランクイン。上手に使えば大きな時短となる株探の看板記事です。今週配信した記事は以下の通りです。

　　【明日の好悪材料】を開示情報でチェック！ (5月23日発表分)
　　【明日の好悪材料】を開示情報でチェック！ (5月26日発表分)
　　【明日の好悪材料】を開示情報でチェック！ (5月27日発表分)
　　【明日の好悪材料】を開示情報でチェック！ (5月28日発表分)
　　【明日の好悪材料】を開示情報でチェック！ (5月29日発表分)

　　★本日の【サプライズ決算】速報 (05月26日)
　　★本日の【サプライズ決算】速報 (05月27日)
　　★本日の【サプライズ決算】速報 (05月29日)
　　★本日の【サプライズ決算】速報 (05月30日)
　　※28日は「該当なし」

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