<動意株・30日>(大引け)=オキサイド、ファーストA、リッジアイ、アライドアキなど
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オキサイド<6521.T>が=6連騰で新値街道まい進。光学分野における酸化物単結晶やレーザー光源、光デバイス開発で独自技術を有し、半導体検査装置向けでグローバルニッチトップの実力をいかんなく発揮している。データセンター向け単結晶に引き合い旺盛で収益貢献が期待されるほか、量子分野向け単結晶及び量子もつれ光源モジュールの研究開発などにも積極的に取り組んでいる。政府が今年を「量子産業化元年」と位置付け量子コンピューター分野のスタートアップ支援に傾注する姿勢をみせるなか、同社の活躍余地も改めてクローズアップされ、株価はここにきてにわかに投資資金の攻勢が強まっている。 ファーストアカウンティング<5588.T>=後場一段高。同社はきょう午前11時ごろ、日本ビジネスシステムズ<5036.T>の米現地法人であるJAPAN BUSINESS SYSTEMS TECHNOLOGY(JBS USA)とパートナー契約を締結したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。まずは日本国内でファーストAの製品を導入済みの企業の米子会社に対し、JBS USAと連携してファーストAの経理特化型AIソリューションの実装支援を開始。その後、段階的に米市場全体へとアプローチを拡大する予定だとしている。 Ridge-i<5572.T>=上げ足強め5日続伸。年初来高値を更新している。この日、デジタルブラストコンサルティング(東京都千代田区)及びフジタ(東京都渋谷区)と共同で、企業の海外拠点開設の支援を目的とした衛星データ活用サービスの検討を開始したと発表しており材料視されている。3社協力のもとで、企業の海外拠点開設におけるリスク把握を目的とした衛星データの活用を目指す。リッジアイが衛星データの解析を担い、フジタがテスト利用により有用性を検証、デジタルブラストコンサルティングがプロジェクト全体の推進とビジネスモデル構築を行うとしている。なお、同プロジェクトは東京都の「グローバルイノベーションに挑戦するクラスター創成事業」に採択されている宇宙共創プログラム「MUGENLABO UNIVERSE(クラスター代表企業:KDDI<9433.T>)」の支援を受けることが決定している。 アライドアーキテクツ<6081.T>=物色人気にストップ高。午前11時ごろ、ローンチが予定されている「TikTok Shop」に関する店舗開設・運用支援サービスの提供を開始すると発表しており、好材料視されている。同サービスでは、アカウント開設からコンテンツ制作、クリエイターとの連携、LIVE配信の企画・運営までを一貫してサポートし、EC事業者がスムーズにTikTok Shopを活用できるよう、戦略立案から実行までをトータルで支援する。また、サービス開始にあわせて先行モニター企業の申し込み受け付けを開始するという。 イノテック<9880.T>=半導体関連の高配当バリュー株として上値慕う。全般地合い悪のなか続伸、5日移動平均線を足場に上値を追う展開をみせている。半導体設計ツールとメモリーテスターを主力とする半導体商社であり、メーカー機能も有しているが、その割に時価予想PER10倍台でPBR0.7倍近辺の時価は指標面からの割安感が強い。26年3月期は営業利益が前期比38%増の26億円予想と急回復が見込まれている点や、5%を上回る高配当利回りが改めて評価されているもようだ。きょうは半導体の主力銘柄が総じて利益確定売りに下値を探っているが、中小型株は出遅れ株を中心に買い優勢となっている銘柄も散見される。 エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート<3850.T>=上昇加速。ここ上値指向を鮮明としていたが、きょうは4400円台まで一気に水準を切り上げ、連日の年初来高値更新となった。時価は2020年1月以来、約5年4カ月ぶりの高値水準に上昇している。親子上場解消やMBOなどの資本移動に絡んだ動きが相次ぐなか、最近ではシステムインテグレーター国内トップのNTTデータグループ<9613.T>をNTT<9432.T>が完全子会社化(非上場化)することが発表され、マーケット全体にも大きなインパクトをもたらした。イントラマトはWeb基盤構築で強みを持つシステム開発会社だが、NTTデータが発行済みの半分近い株式を保有しており、NTTの孫会社にあたる。市場では「NTTグループのTOB戦略の対象に同社(イントラマト)も挙がる可能性が高いのではとの見方が買いを引き寄せている」(中堅証券ストラテジスト)という声が聞かれた。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS