東京株式(前引け)=大幅反発、円安を追い風にリスクオン加速

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市況

 29日前引けの日経平均株価は前営業日比633円30銭高の3万8355円70銭と急反発。前場のプライム市場の売買高概算は8億3407万株、売買代金概算は2兆3370億円。値上がり銘柄数は1130、対して値下がり銘柄数は420、変わらずは75銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は買い優勢で始まった後、一段とリスク選好の流れが強まり、日経平均は大幅高となった。600円を超える上昇で3万8300円台に駆け上がり、前場の高値近辺で取引を終えている。前日は欧米株市場が安かったものの、日本時間早朝に発表されたエヌビディア<NVDA>の決算が好調な内容を示し時間外取引で大きく買われたことから、マーケットのセンチメントが強気に傾いた。ニューヨークの国際貿易裁判所が28日、トランプ関税について一部差し止める決定を下したと報じられたことも、外国為替市場での円安進行と合わせ先物への買いを誘導し、上げ足を助長する格好となった。

 個別では売買代金トップに躍り出たフジクラ<5803.T>が大幅高、アドバンテスト<6857.T>、ディスコ<6146.T>、東京エレクトロン<8035.T>、ルネサスエレクトロニクス<6723.T>など半導体関連が軒並み上昇した。川崎重工業<7012.T>も買いが優勢、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも堅調。日本ヒューム<5262.T>が急騰、楽天銀行<5838.T>、SBIホールディングス<8473.T>も値を飛ばした。半面、第一三共<4568.T>が冴えず、ベイカレント<6532.T>が大幅安。タマホーム<1419.T>が急落、gumi<3903.T>、GMOインターネット<4784.T>なども安い。

出所:MINKABU PRESS

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