話題株ピックアップ【夕刊】(2):大塚HD、インソース、エクサWiz
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■大塚ホールディングス <4578> 6,854円 +204 円 (+3.1%) 本日終値 大塚ホールディングス<4578>は4連騰。同社は26日、成人のIgA腎症の治療に向けた「シベプレンリマブ」の生物学的製剤承認申請(BLA)が米食品医薬品局(FDA)に受理されたと発表。これを材料視した買いが株価の支えとなったようだ。FDAは優先審査に指定し、審査終了目標日は今年11月28日に設定された。IgA腎症は進行性の自己免疫性慢性腎臓病で、多くの患者は末期腎不全に至る可能性があるという。シベプレンリマブは同社傘下の大塚製薬の子会社であるビステラ社が創製し、開発を進めるモノクローナル抗体で、独立データモニタリング委員会により実施されたフェーズ3試験の中間解析で主要評価項目を達成していた。 ■インソース <6200> 986円 +25 円 (+2.6%) 本日終値 インソース<6200>が大幅反発。この日、6月に施行される「改正労働安全衛生規則」で職場における熱中症対策が義務化されることを見据えて、動画教材「熱中症対策講座」の販売を開始したと発表しており、好材料視された。「熱中症対策講座」は、スポーツ領域におけるITソリューションを日本代表チームやプロスポーツチームをはじめアスリートへ提供してきたユーフォリア(東京都千代田区)が監修・提供するコンテンツ。熱中症の基礎知識・予防方法・熱中症になった際の正しい対処方法をわかりやすく解説している。 ■エクサウィザーズ <4259> 396円 +10 円 (+2.6%) 本日終値 エクサウィザーズ<4259>が3日続伸。同社は23日取引終了後、自社の「exaBase ロープレ」が、かんぽ生命保険<7181>に導入されたと発表しており、これが材料視されたようだ。「exaBase ロープレ」は、人工知能(AI)アバターを利用して、設定したシナリオに基づいたロールプレイングと定量的な評価が可能なサービス。かんぽ生命は法人営業部の若手社員向け研修を皮切りに、全支店の法人営業部門に導入するという。 ■ANYCOLOR <5032> 3,890円 +95 円 (+2.5%) 本日終値 ANYCOLOR<5032>が3日続伸。この日、コーエーテクモホールディングス<3635>傘下のコーエーテクモゲームスと、著作物の取り扱いに関する包括的な許諾を受けることで合意したと発表しており、好材料視された。ゲーム実況をはじめとするゲームを活用した配信は、多くのファンに支持されている人気コンテンツの一つであることから、今回の許諾契約締結により今後更に展開を広げるとしている。 ■日本製鉄 <5401> 2,930円 +61 円 (+2.1%) 本日終値 日本製鉄<5401>は一時212円高の3081円と値を飛ばした。トランプ米大統領が自身のSNSで同社によるUSスチールの買収について、一転して承認する姿勢を示唆したことで、これが株価を強く刺激する格好となった。今月12日に大きく値を下げ一時2800円台を割り込む場面もあった。その後は2900円近辺でもみ合う動きをみせていたが、きょうはUSスチールの買収実現に向けた期待感から、国内外機関投資家とみられる大口の買いが観測され株価を押し上げた。 ■船井総研HD <9757> 2,394円 +45 円 (+1.9%) 本日終値 船井総研ホールディングス<9757>は高い。前週末23日取引終了後、新たに株主優待制度の基準日を追加すると発表した。現行の年1回から年2回の実施へ変更する。優待内容(保有株数に応じてQUOカード500~1万円分)に変更はない。今年6月から実施する。これが好感された。 ■カシオ計算機 <6952> 1,053.5円 +14.5 円 (+1.4%) 本日終値 カシオ計算機<6952>がしっかり。25日夜放送のフジテレビ系情報番組「Mr.サンデー」でAIペットロボット「Moflin(モフリン)」が特集され、「想定外の売れ行き」と紹介されたことなどが好材料視された。「Moflin」は、モフモフな毛並みの愛らしい姿をしたAIペットロボット。よく話しかける人を飼い主として認識するだけでなく、撫でる・抱きしめるなどの愛情表現から飼い主が好むしぐさを認識し、自ら進んで行うようになるほか、育て方次第で形成される性格も幅広く、個性も400万通り以上ある。飼い主が愛情を注ぐほど自分だけに見せてくれる特別なしぐさや可愛い鳴き声で応えてくれることから、新しい癒しを届けてくれるとして人気化しているようだ。 ■フジクラ <5803> 6,308円 +61 円 (+1.0%) 本日終値 フジクラ<5803>が続伸。岩井コスモ証券は23日、同社株の投資判断を「B+」から「A」に引き上げた。目標株価は8000円で据え置いた。25年3月期の連結営業利益は前の期比95%増の1355億1900万円と最高益を更新した。生成AIの普及・拡大を背景としたデータセンター向けの需要が伸長したほか、円安や銅価上昇などが寄与した。26年3月期の同利益は前期比10%減の1220億円が見込まれているが、光ファイバーケーブルの高成長は続く見通しで、同証券では1400億円への増額修正を予想。同社の中期的成長性を評価し投資判断を引き上げている。 ■亀田製菓 <2220> 3,820円 +25 円 (+0.7%) 本日終値 亀田製菓<2220>はしっかり。この日、一部の米菓商品の価格改定と内容量変更を実施すると発表した。原材料価格やエネルギー、物流費の高騰などが続いていることを背景に、企業努力によるコスト吸収が極めて厳しい状況にあるため。改定日は7月1日及び9月1日から。改定率は現在の参考小売価格との比較で4~23%程度になるという。 ■LAホールディングス <2986> 6,080円 -510 円 (-7.7%) 本日終値 LAホールディングス<2986>が大幅安。前週末23日の取引終了後、108万7000株の公募による新株式の発行と、16万3000株を上限とするオーバーアロットメントによる売り出しを実施すると発表しており、株主価値の希薄化などに対する懸念から売られたようだ。発行価格は6月2日から5日までのいずれかの日に決定する。調達資金75億4812万円(上限)は、全額を子会社への投融資を通じて、DX新築不動産事業における収益不動産の開発資金(用地取得費及び建築費)の一部に充当するという。 株探ニュース