東京株式(前引け)=続伸、トランプ発言を巡り方向感見えにくい地合いに

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市況

 26日前引けの日経平均株価は前営業日比168円75銭高の3万7329円22銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は6億7222万株、売買代金概算は1兆6540億円。値上がり銘柄数は1021、対して値下がり銘柄数は544、変わらずは64銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は日経平均が続伸した。前週末の欧米株市場が軒並み下落し、外国為替市場でドル安・円高方向に振れたこともあって、リスク回避ムードが強いと思われたが、朝方から半導体関連などが頑強な値動きを示し全体相場を支えた。トランプ米大統領が6月1日としていたEUに対する50%の関税発動期限を7月9日まで延長すると表明したことが報じられ、空売り筋の買い戻しなどを誘発した。しかし、為替が円高基調となるなかで上値も重く、日経平均も前場取引後半は伸び悩んだ。

 個別では売買代金首位となった川崎重工業<7012.T>が高く、ディスコ<6146.T>も商い活況のなか買い優勢、アドバンテスト<6857.T>も上昇した。任天堂<7974.T>が堅調、三井E&S<7003.T>も物色人気。リクルートホールディングス<6098.T>も高い。黒崎播磨<5352.T>、マルマエ<6264.T>が値を飛ばした。半面、三菱重工業<7011.T>が冴えず、サンリオ<8136.T>も軟調。アイ・アールジャパンホールディングス<6035.T>が急落、GMOインターネットグループ<9449.T>も大幅安。JVCケンウッド<6632.T>も下落した。

出所:MINKABU PRESS

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