【↑】日経平均 大引け| 3日ぶり反発、防衛関連株を中心に買い優勢 (5月23日)
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日経平均株価 始値 37161.74 高値 37373.91 安値 37111.63 大引け 37160.47(前日比 +174.60 、 +0.47% ) 売買高 15億7815万株 (東証プライム概算) 売買代金 3兆9321億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は174円高と3日ぶり反発、後場は一進一退基調に 2.前日の米国ではハイテク株が堅調でナスダック指数が値を上げる 3.やや円安基調に振れるなか防衛関連株などを中心に買いが流入 4.三菱重や川重、IHIが高く、日製鋼や三井E&Sが人気化 5.ディーエヌエやサンリオ、オリックス、ニトリHDは値を下げる ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは1ドル安と3日続落した。米大型減税法案の下院可決に伴い財政悪化が警戒された。 東京市場では、日経平均株価は3日ぶりに反発。為替がやや円安方向に振れるなか、防衛関連株などに買いが流入した。 前日の米株式市場では、NYダウが小幅安だったものの、ハイテク株は堅調でナスダック指数は上昇した。為替も前日夕方に比べやや円安で推移するなか、日経平均は値を上げてスタート。大手重工など防衛関連株や半導体株などに買いが流入した。午前10時30分過ぎには日経平均は380円を超える上昇となった。ただ、3万7400円に近づいた水準では売りが膨らみ上値は抑えられた。週末には3回目の日米関税交渉も予定されるなか、後場は様子見姿勢が強まり3万7100円台を中心とする一進一退が続いた。 個別銘柄では、三菱重工業<7011>や川崎重工業<7012>、IHI<7013>が高く、フジクラ<5803>や古河電気工業<5801>が買われた。アドバンテスト<6857>や東京エレクトロン<8035>もしっかり。任天堂<7974>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、豊田自動織機<6201>が堅調。日本製鋼所<5631>や三井E&S<7003>、名村造船所<7014>が買い人気を集めた。 半面、レーザーテック<6920>やディー・エヌ・エー<2432>が安く、サンリオ<8136>や三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が値を下げた。信越化学工業<4063>やリクルートホールディングス<6098>が下落し、セブン&アイ・ホールディングス<3382>やオリックス<8591>、日本郵船<9101>、ニトリホールディングス<9843>が軟調だった。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、任天堂 <7974>、コナミG <9766>、バンナムHD <7832>、フジクラ <5803>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約92円。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はリクルート <6098>、SMC <6273>、テルモ <4543>、京セラ <6971>、ZOZO <3092>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約20円。 東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)その他製品、(2)非鉄金属、(3)機械、(4)保険業、(5)電気機器。一方、下落率の上位5業種は(1)その他金融業、(2)医薬品、(3)空運業、(4)海運業、(5)水産・農林業。 ■個別材料株 △ジーエヌアイ <2160> [東証G] 肝線維症治療薬の中国第3相臨床試験で主要評価項目達成。 △スターマイカ <2975> [東証P] 25年11月期配当予想を増額修正。 △神戸物産 <3038> [東証P] 4月営業利益が3ヵ月連続増益。 △スタティアH <3393> [東証P] 26年3月期配当予想を増額修正。 △バロック <3548> [東証P] 株主優待制度の拡充を材料視。 △シンクロ <3963> [東証P] リム・アドバイザーズの保有割合上昇で思惑。 △ステラファ <4888> [東証G] 再発高悪性度髄膜腫の臨床試験において主要評価項目で統計的有意差を達成。 △住友電 <5802> [東証P] 投資家向け資料公表でデータセンター関連の需要拡大への期待感高まる。 △イード <6038> [東証G] 株主優待継続を好感。 △富士通 <6702> [東証P] イージス艦向けレーダー部品供給で米ロッキードマーチンと提携。 ▼ボルテージ <3639> [東証S] 東証が信用規制。 ▼IRジャパン <6035> [東証P] インサイダー関与容疑での強制調査報道でコメント開示。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)バロック <3548>、(2)日製鋼 <5631>、(3)スターマイカ <2975>、(4)シンクロ <3963>、(5)スタティアH <3393>、(6)JUKI <6440>、(7)一工薬 <4461>、(8)Dガレージ <4819>、(9)レオパレス <8848>、(10)ビーエンジ <4828>。 値下がり率上位10傑は(1)IRジャパン <6035>、(2)セレス <3696>、(3)gumi <3903>、(4)マネックスG <8698>、(5)ミガロHD <5535>、(6)Jテック・C <3446>、(7)GMOインタ <4784>、(8)LINK&M <2170>、(9)ローム <6963>、(10)メルカリ <4385>。 【大引け】 日経平均は前日比174.60円(0.47%)高の3万7160.47円。TOPIXは前日比18.43(0.68%)高の2735.52。出来高は概算で15億7815万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1118、値下がり銘柄数は450となった。東証グロース250指数は712.67ポイント(1.22ポイント安)。 [2025年5月23日] 株探ニュース