<動意株・23日>(前引け)=スタティアH、バロック、神戸物産
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スターティアホールディングス<3393.T>=大幅高で年初来高値更新。22日の取引終了後、26年3月期の配当予想について、中間54円・期末63円の年117円から中間54円・期末71円の年125円へ増額修正したことが好感されている。26年2月21日に創立30周年を迎えることを記念して、記念配当8円を実施する。同時に、28年3月期を最終年度とする中期経営計画を策定したと発表した。既存事業によるオーガニック成長を継続しつつ、M&A戦略を更に強化することで、顧客基盤の拡大と既存事業とのシナジー創出を図り、企業価値の最大化を目指すとしており、最終年度に売上高を既存事業290億円+M&Aシナジー領域80億円、営業利益を42億円+M&Aシナジー領域8億円を目指すとしている。また、上限を15万株(発行済み株数の1.51%)、または4億5000万円とする自社株を23日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)により取得すると発表した。 バロックジャパンリミテッド<3548.T>=急動意。700円台前半で収れんする5日・25日・75日移動平均線をまとめて上抜く展開となっている。同社は若年女性層を対象としたアパレルや服飾雑貨を展開しているが、26年2月期は製品値上げ効果を背景に営業利益の急回復が見込まれている。22日取引終了後に株主優待制度の拡充を発表、毎年8月末と2月末時点の株主を対象に、保有株数と保有期間に応じて年間4000~5万2000円相当の株主優待券を贈呈するというもので、従来は4000~8000円相当であったことから、実質大幅な還元強化策となる。新たな優待制度では500株以上と1000株以上保有する株主に対して優待券の金額を大幅に引き上げるが、特に3年以上の長期保有を促す内容となっている。この優待制度拡充を好感する形で投資資金を呼び込む格好となった。 神戸物産<3038.T>=上げ足強め3日続伸で新高値。22日の取引終了後に発表した4月度の単独業績で、売上高が前年同月比13.4%増、営業利益が同23.3%増となり、営業利益が3カ月連続で増益となったことが好感されている。6店舗の新規出店があったことに加えて、引き続きテレビ番組やSNSなどで紹介されたことや、4月末まで開催していたセールが好評だったことなどが寄与した。商品別では、引き続き冷凍野菜の売り上げが好調だったほか、価格高騰が続いているコメの代替となる商品や、セール対象商品も売り上げに貢献した。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS