外為サマリー:一時144円30銭台に切り返すもドル買い続かず
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22日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=143円47銭前後と前日の午後5時時点に比べて40銭程度のドル安・円高となっている。 21日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=143円68銭前後と前日に比べ80銭強のドル安・円高で取引を終えた。米財政収支の悪化懸念から米長期金利が騰勢を強め、米株式相場が下落するなど米資産離れの様相となるなか一時143円29銭まで軟化した。 この日の東京市場でドル円相場は朝方に144円30銭台に切り返す場面があった。ベッセント米財務長官と加藤勝信財務相は21日、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議が開かれているカナダ西部バンフで会談し、両氏は為替相場の水準については議論しなかったと伝えられたことで、これまで積み上がった円買い・ドル売りの持ち高を解消する動きが広がった。ただ、日経平均株価が続落するなど投資家のリスク回避姿勢は続いており、午前9時40分ごろには143円28銭まで押し戻された。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1327ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0004ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=162円51銭前後と同40銭程度のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS