米外為市場サマリー:リスク回避のドル売り・円買いで一時143円29銭まで軟化

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為替

 21日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=143円68銭前後と前日と比べて80銭強のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=162円79銭前後と同25銭程度のユーロ安・円高だった。

 トランプ米政権の減税政策が財政収支の悪化につながるとの懸念を背景に、円やユーロなど主要通貨に対してドル売りが先行。イスラエルがイランの核関連施設を攻撃する準備を進めているとの情報を米当局者が入手したとの一部報道で中東の地政学リスクが高まっていることや、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議にあわせて開かれる見込みの日米財務相会談で日本側が円安是正を求められるとの思惑もドル円相場の重荷となった。この日に実施された米20年債入札の結果が低調と受け止められると、米長期金利が急上昇するとともに米主要株価指数が下げ幅を拡大。リスク回避目的のドル売り・円買いに押されるかたちで、一時143円29銭まで軟化した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1331ドル前後と前日に比べて0.0050ドル弱のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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