明日注目すべき【好決算】銘柄 大盛工業、カネコ種、大木ヘルス (16日引け後 発表分)
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5月16日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。 大盛工業 <1844> [東証S] ★今期経常を一転22%増益に上方修正 ◆25年7月期の連結経常利益を従来予想の4億3800万円→7億2700万円に66.0%上方修正。従来の減益予想から一転して22.2%増益見通しとなった。建設事業における設計変更増額に伴う工事収益の向上、工事期間の短縮、工事費の低減などで完成工事総利益が大幅に上振れすることが要因。不動産事業は販売未達となるものの、保有賃貸物件の入居率向上の取り組みが奏功し、予定した収益計画を達成する見込み。そのほか、受取配当金収入の計上も利益を押し上げる。 カネコ種 <1376> [東証S] ★今期配当を5円増額修正 ◆25年5月期の年間配当を従来計画の33円→38円(前期は33円)に増額修正した。足もとの業績動向や財務状態などを踏まえ、株主への利益配分を増やす。権利付き最終日を今月28日に控え、配当取りを狙う買いなどが期待される。 大木ヘルス <3417> [東証S] ★今期経常は9%増で5期ぶり最高益、前期配当を1円増額・今期も26円継続へ ◆25年3月期の連結経常利益は前の期比22.5%増の39.9億円になり、従来予想の33億円を上回って着地。続く26年3月期も前期比9.4%増の43.6億円に伸び、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。前期は価格転嫁の進展や専売品をはじめとする高利益率商品の拡充、物流・間接部門の経費抑制効果やシステム部門の業務の高度化・効率化に取り組んだことが上振れにつながった。今期も生活者のニーズに対応した商品を幅広く取り扱うほか、業務のデジタル化を進めることなどで増収増益が確保する計画。 併せて、前期の年間配当を25円→26円(前の期は24円)に増額し、今期も26円を継続する方針とした。 株探ニュース