米外為市場サマリー:低調な米経済指標を受け一時145円40銭台に軟化
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15日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=145円67銭前後と前日と比べて1円10銭弱のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=162円97銭前後と同1円00銭強のユーロ安・円高だった。 この日に発表された4月の米卸売物価指数(PPI)は市場予想を下回り、4月の米小売売上高は前月比の伸びが大幅に鈍化。5月のニューヨーク連銀製造業景気指数は3カ月連続で悪化した。米経済指標で景気減速とインフレ鈍化が示唆されたことで、米連邦準備理事会(FRB)の利下げが意識されるなか、ドル円相場は一時145円42銭まで軟化した。その後は下げ渋る動きとなったが、来週にも開催が検討されている日米財務相会談で円安是正が議論されるとの思惑が重荷となり戻りは限られた。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1187ドル前後と前日に比べて0.0010ドル強のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS