シャノン、非開示だった今期経常は1800万円の赤字へ
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シャノン <3976> [東証G] が5月12日大引け後(15:30)に非開示だった業績見通しを発表。25年12月期(14ヵ月の変則決算)の業績予想は連結経常損益が1800万円の赤字となる見通しと発表した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 3. 公表の理由 当社は、前連結会計年度末において債務超過になっていたことに鑑み、事業再編等を検討していたこと等より2025年12月期の連結業績予想の開示を一時的に見送っていました。今般、経営体制の刷新及び事業再編に一定の目途がついたことから、2025年12月期の連結業績予想を公表するものです。4. 連結業績予想の背景 当社は、2025年4月21日に開催した臨時株主総会及びその後の取締役会を経て、新たな経営及び執行体制に移行し、従来の赤字経営を改め、早期の黒字転換に向けて経営変革をスタートしています。業績面における最重要の経営KPIとして、直近の売上高成長率(特に当社主力事業のサブスクリプション売上の直近5期CAGR実績13.4%)の維持、売上高販管費率の55%未満を設定し、早期に営業黒字への回帰、更には当期純利益の黒字化を目指します。 当社売上高の50%超は年間契約に基づくストック型収益である事業特性も踏まえると、売上高成長率の維持+適切なコストコントロール、つまりは生産性改善を中心とした事業運営の練度向上により、営業利益ベースでの黒字転換は速やかに実現できる見込みであり、そのことを反映した連結業績予想としています。 加えて、本日付で親会社である株式会社イノベーションとの間で締結しました資本業務提携に基づく経営リソースの融合も寄与することを考えると、営業利益率は今後2~3年程度のオーガニック成長を前提に10%を超える水準まで改善する見込みです。これにより、従来の経営とは異なり「利益成長に伴う株主価値の向上」が顕在化していくものと考えています。 このような状況下において、当社は経営再建施策と同時に成長施策にも並行着手し、中長期視点では、「国産MAのNo.1ポジションの獲得」、更には「人材・技術・マルチプロダクトを高度に融合させたSaaS事業体」へ進化させることを目指して事業運営に注力していきます。