前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
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■DMG森精機 <6141> 2,477円 (-95.5円、-3.7%) DMG森精機 <6141> [東証P]が4日ぶり大幅反落。7日日午後2時過ぎ、1-3月期連結決算を発表。売上高は1140億1000万円(前年同期比14.2%減)、営業利益は18億1700万円(同85.5%減)だった。減収減益で着地したことが嫌気された。最終損益は1億6800万円の黒字(前年同期69億3700万円の赤字)に転換した。前年同期に「非継続事業からの四半期損失」を計上した影響がなくなったことが要因。 ■大塚HD <4578> 7,414円 (-283円、-3.7%) 大塚ホールディングス <4578> [東証P]が大幅安で9日ぶりに反落。第一三共 <4568> [東証P]も大幅安となった。トランプ米大統領が国内連休中の5日、医薬品に対する関税について今後2週間以内に発表すると述べた。これを受け、6日の米株式市場では医薬品株が急落。日本の医薬品株に対しても売り圧力が高まる格好となった。小野薬品工業 <4528> [東証P]、エーザイ <4523> [東証P]も大きく値を下げ、東証の業種別指数で医薬品は下落率トップとなった。 ■ネクセラ <4565> 901円 (-33円、-3.5%) ネクセラファーマ <4565> [東証P]が4日ぶり大幅反落。連休前2日取引終了後に発表した1~3月期連結決算は売上高が66億4400万円(前年同期比44.1%増)、営業損益が21億9300万円の赤字(前年同期30億7600万円の赤字)だった。クービビックの前第4四半期からの販売開始に伴う売り上げ計上などにより大幅な増収を達成。一方、損益面では研究開発費の増加などが響いた。赤字継続がネガティブ視されたようだ。 ■伊藤園 <2593> 3,345円 (-54円、-1.6%) 伊藤園 <2593> [東証P]が反落。同社は前営業日となる2日の取引終了後、25年4月期の連結業績に関し、最終利益が計画を35億円下回る137億円(前の期比12.5%減)で着地したようだと発表。増益予想から一転、減益で着地する見込みとなり、嫌気されたようだ。売上高は計画に対し54億円上振れし、4720億円(同4.0%増)で着地したもよう。一部飲料製品の価格改定が寄与した一方、競争激化に伴うリベートの増加や広告宣伝費の先行投資が利益を圧迫した。 ■ファストリ <9983> 47,380円 (-610円、-1.3%) ファーストリテイリング <9983> [東証P]が3日ぶり反落。連休前2日取引終了後、4月度の国内ユニクロ売上速報を発表し、既存店とEコマースを合わせた売上高は前年同月比1.3%減と6ヵ月ぶりに前年実績を下回った。客単価は同0.2%増と微増したが、客数が同1.4%減となった。月の前半を中心に気温が低く推移したことで夏物商品の需要が盛り上がらず、販売が伸び悩んだ。これを嫌気されたようだ。 ※7日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋 株探ニュース