明日注目すべき【好決算】銘柄 TOA、高松機械、JR西日本 (2日引け後 発表分)
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5月2日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。 TOA <6809> [東証P] ★今期経常は20%増益、2円増配へ ◆25年3月期の連結経常利益は前の期比5.7%増の39.2億円で着地。続く26年3月期も前期比19.9%増の47億円に伸びる見通しとなった。前期は日本事業で交通市場向けや大阪・関西万博関連の納入が進んだほか、アジアを中心に海外の需要も取り込んだ。今期はデジタルシフト推進と人材育成に注力し、付加価値の拡大による収益基盤の強化や新成長分野の創造を通じて成長を加速させる方針。 併せて、今期の年間配当は前期比2円増の42円に増配する方針とした。 高松機械 <6155> [東証S] ★前期経常が上振れ着地・今期は黒字浮上へ ◆25年3月期の連結経常損益は1億円の赤字(前の期は6億円の赤字)となり、従来予想の4.5億円の赤字を上回って着地。続く26年3月期は1.3億円の黒字に浮上する見通しとなった。前期上振れは海外向け売上高の増加に加え、原価低減や販管費削減を進めたことが要因。今期は主力の工作機械事業、IT関連製造装置事業の増収効果によって3期ぶりの黒字化を目指す。 併せて、28年3月期に営業利益9億円(25年3月期実績は1.6億円の赤字)を目標とする中期経営計画を策定。 JR西日本 <9021> [東証P] ★今期経常は5%増益、増配と自社株買いも発表 ◆25年3月期の連結経常利益は前の期比1.0%減の1656億円になったものの、続く26年3月期は前期比5.0%増の1740億円に伸びる見通しとなった。今期は大阪・関西万博の開催に伴う運輸収入の増加を見込むほか、不動産物件の売却やホテル業の黒字化も増益確保に貢献する。 併せて、前期の年間配当を74円→84.5円(前の期は1→2の株式分割前で142円)に増額し、今期も前期比1.5円増の86円に増配する方針とした。 また、発行済み株式数の4.2%にあたる2000万株または500億円を上限に自社株買いを実施すると発表。取得株は9月30日付で消却する予定。 ユーラシア <9376> [東証S] ★上期経常を一転2.3倍増益に上方修正 ◆25年9月期上期(24年10月-25年3月)の連結経常利益を従来予想の1000万円→3200万円に3.2倍上方修正。従来の減益予想から一転して2.3倍増益見通しとなった。売上高、粗利益が計画を上回ったことに加え、為替差益の発生も利益を押し上げた。 株探ニュース