２５日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比２０．１０ドル高の４万０１１３．５０ドルと小幅に４日続伸。週末を控えポジション調整目的の売買が主体となるなか、ハイテク株には買い戻しが入り、エヌビディア＜NVDA＞とテスラ＜TSLA＞が大幅高となって全体相場を支援した。一方、米中の貿易摩擦の行方を見極めたいとの姿勢は強く、ＮＹダウはマイナス圏で推移する場面もあった。

　メルク＜MRK＞が高く、プロクター・アンド・ギャンブル＜PG＞やボーイング＜BA＞がしっかり。イーライ・リリー＜LLY＞やＧＥベルノバ＜GEV＞、アリスタ・ネットワークス＜ANET＞が堅調に推移し、コーセラ＜COUR＞が大きく株価水準を切り上げた。一方、インテル＜INTC＞が大幅安。ベライゾン・コミュニケーションズ＜VZ＞やスリーエム＜MMM＞、ナイキ＜NKE＞が軟調に推移し、エーオン＜AON＞やセンティーン＜CNC＞の下げが目立った。

　ナスダック総合株価指数は２１６．８９６ポイント高の１万７３８２．９３９と４日続伸した。メタ・プラットフォームズ＜META＞やアマゾン・ドット・コム＜AMZN＞、アルファベット＜GOOG＞が値を上げ、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ＜AMD＞とブロードコム＜AVGO＞、マイクロン・テクノロジー＜MU＞が上伸。チャーター・コミュニケーションズ＜CHTR＞が大幅高となった。一方、ＴモバイルＵＳ＜TMUS＞が急落。ギリアド・サイエンシズ＜GILD＞が冴えない展開となった。

出所：MINKABU PRESS