【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、米中貿易摩擦の緩和期待で買い優勢 (4月25日)
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日経平均株価 始値 35387.67 高値 35835.28(13:08) 安値 35337.98(09:01) 大引け 35705.74(前日比 +666.59 、 +1.90% ) 売買高 18億7254万株 (東証プライム概算) 売買代金 4兆4020億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は666円高と3日続伸、一時3万5800円台まで上昇 2.前日のNYダウは486ドル高、トランプ政権が対中姿勢緩和との観測 3.中国が「報復関税から一部の米製品適用除外を検討」の報道も好感 4.為替の円安を好感し、ディスコやアドテストなどハイテク株が高い 5.ディーエヌエやサンリオ、OLC、SOMPOなどが値を下げる ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは前日比486ドル高と3日続伸した。米中貿易摩擦の緩和期待を背景にハイテク株中心に買いが優勢となった。 東京市場では、日経平均株価は大幅に3日続伸。米中貿易摩擦の緩和期待が膨らむなか、ハイテク株などが買われ一時800円近く上昇した。 前日の米株式市場では、NYダウが3日続伸しナスダック指数も大幅上昇した。トランプ米政権が貿易政策で対中姿勢を緩和したとの観測が強まった。米株高を受けた日経平均も値を上げてスタートした。注目された24日の日米財務相会合を無難に通過するなか、為替相場も円安基調となり、半導体関連株などハイテク株を中心に見直し買いが流入した。特に「中国が報復関税から一部の米製品適用除外を検討」との報道が伝わり日経平均の上昇幅は後場に入り拡大。一時800円近く上昇し3万5800円台まで値を上げる場面があった。為替も1ドル=143円台後半まで円安が進行した。業種別では非鉄や電気機器、機械株などが値を上げた。 個別銘柄では、ディスコ<6146>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクグループ<9984>が高く、フジクラ<5803>や三菱重工業<7011>、川崎重工業<7012>が堅調。任天堂<7974>やトヨタ自動車<7203>が値を上げ、キーエンス<6861>やファナック<6954>、古河電気工業<5801>が買われた。ニデック<6594>が急伸し、日産自動車<7201>も堅調だった。 半面、ディー・エヌ・エー<2432>やサンリオ<8136>が安く、東京海上ホールディングス<8766>やSOMPOホールディングス<8630>が軟調。三井不動産<8801>やオリエンタルランド<4661>、ブリヂストン<5108>、アサヒグループホールディングス<2502>、イオン<8267>が値を下げた。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、SBG <9984>、ファストリ <9983>、リクルート <6098>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約272円。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はエムスリー <2413>、イオン <8267>、味の素 <2802>、セコム <9735>、アサヒ <2502>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約10円。 東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)電気機器、(3)その他製品、(4)海運業、(5)ガラス土石製品。一方、下落率の上位5業種は(1)空運業、(2)食料品、(3)不動産業、(4)水産・農林業、(5)繊維製品。 ■個別材料株 △カンロ <2216> [東証S] 第1四半期営業益15%増で上半期計画進捗率65%。 △アイビーシー <3920> [東証S] 25年9月期上期業績は計画上振れで着地。 △四国化HD <4099> [東証P] 第1四半期営業益26%増で通期計画進捗率32%。 △MARUWA <5344> [東証P] 26年3月期営業益予想7%増で8円増配へ。 △ハーモニック <6324> [東証S] 25年3月期営業黒字転換に上方修正。 △ニデック <6594> [東証P] 今期は連続最高益更新の計画で収益構造の転換策示す。 △アイシン <7259> [東証P] 上限17.2%の大規模な自社株買いを発表。 △EDP <7794> [東証G] 新製品発売を材料視。 △売れるG <9235> [東証G] 「TikTok Shop」運営代行サービスを開始へ。 △杉本商 <9932> [東証P] 上限13.1%の自社株買いを発表。 ▼北浜CP <2134> [東証S] 前期最終を一転赤字に下方修正。 ▼ネクスウェア <4814> [東証S] 東証が信用規制。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)杉本商 <9932>、(2)GDO <3319>、(3)ニデック <6594>、(4)MARUWA <5344>、(5)アイシン <7259>、(6)四国化HD <4099>、(7)ジェイテクト <6473>、(8)フジクラ <5803>、(9)新日本科学 <2395>、(10)山洋電 <6516>。 値下がり率上位10傑は(1)岩井コスモ <8707>、(2)愛三工 <7283>、(3)ホギメデ <3593>、(4)カワチ薬品 <2664>、(5)日野自 <7205>、(6)愛知鋼 <5482>、(7)ミスミG <9962>、(8)アキレス <5142>、(9)大黒天 <2791>、(10)マクロミル <3978>。 【大引け】 日経平均は前日比666.59円(1.90%)高の3万5705.74円。TOPIXは前日比35.47(1.37%)高の2628.03。出来高は概算で18億7254万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1067、値下がり銘柄数は510となった。東証グロース250指数は667.84ポイント(8.63ポイント高)。 [2025年4月25日] 株探ニュース