午前:債券サマリー 先物は続落、朝方の売り一巡後は下げ渋る
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24日の債券市場で、先物中心限月6月限は続落。リスク資産選好の流れから売りが先行したものの、この日の時間外取引で米長期金利が低下したことが支えとなり下げ渋った。 トランプ米大統領が22日、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の解任を否定したほか、中国への関税は145%にならないとの見解を示したことで、FRBの独立性が維持されるとの安心感や米中貿易摩擦が緩和されるとの期待感が台頭。投資家心理が改善するなか、債券先物は寄り付き直後に前日比41銭安の140円07銭をつけた。ただ、その後は時間外での米金利低下を手掛かりとした買いが流入。日米財務相会談を控えて一方向に持ち高を傾けにくいこともあり、午前10時30分すぎには一時140円40銭まで値を戻した。なお、きょうは財務省が2年債入札を実施する。 午前11時の先物6月限の終値は、前日比10銭安の140円38銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.005%高い1.335%で推移している。 出所:MINKABU PRESS