午前:債券サマリー 先物は大幅続落、米中対立の緩和観測で 長期金利は一時1.345%に上昇
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23日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は大幅続落した。米国時間22日にトランプ米大統領が中国に対する関税を巡り、145%の水準から引き下げる可能性を示唆したほか、ベッセント米財務長官が関税を巡る米中対立について長続きはしないと発言したと伝わった。株式相場が上昇するなか、安全資産と位置付けられる国債には売りが出た。 トランプ米大統領は米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長について、解任を意図していないとも発言した。これを受け、時間外取引で米長期金利は低下(債券価格は上昇)しており、円債相場には下支え要因となった。 先物6月限は前営業日比32銭安の140円38銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.030ポイント高い1.335%で推移。一時1.345%をつけた。 出所:MINKABU PRESS