22日の米株式市場の概況、NYダウ1016ドル高 米中対立緩和期待で

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 22日の米株式市場では、NYダウが前日比1016.57ドル高の3万9186.98ドルと5日ぶり大幅反発となった。米ブルームバーグ通信によると、ベッセント米財務長官がJPモルガン・チェース<JPM>主催の投資家イベントにおいて、関税を巡る中国との対立は長くは続かないと述べたという。これを受けてリスク資産の株式を買い戻す動きが広がった。更に、トランプ米大統領が米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長を解任する意図はないと発言したと報じられ、取引終了後に米株価指数先物は大きく上昇している。

 日中取引ではスリーエム<MMM>が急伸し、アメリカン・エキスプレス<AXP>やトラベラーズ<TRV>が大幅高。ダナハー<DHR>が買われ、GEエアロスペース<GE>とカリックス<CALX>が株価水準を大きく切り上げた。一方、RTX<RTX>とノースロップ・グラマン<NOC>が急落した。

 ナスダック総合株価指数は429.517ポイント高の1万6300.418と5日ぶり反発。アマゾン・ドット・コム<AMZN>やアップル<AAPL>、メタ・プラットフォームズ<META>が堅調推移。エヌビディア<NVDA>が上伸し、ネットフリックス<NFLX>やマイクロン・テクノロジー<MU>が高い。半面、エルビット・システムズ<ESLT>が冴えない展開となった。

出所:MINKABU PRESS

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