前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
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■サンバイオ <4592> 2,278円 (-121円、-5.0%) サンバイオ <4592> [東証G]が3日ぶり急反落。同社は脳神経系疾患を対象に再生細胞薬の研究開発を行っており、ここ再生医療関連株物色の流れに乗ってマーケットの注目度が高まっていた。そうしたなか、同社は前週末18日取引終了後、アクーゴ脳内移植用注の第3回目の製造が終了し、収量を予定通り確保したことを発表した。今後、規格試験、特性解析の結果を得たうえで、すべての基準値を満たすことが確認できれば第3回目の製造は適合と判断され、アクーゴの出荷に関する条件が達成されることになる。ただ、株価は短期急騰の反動が出たようだ。 ■スズキ <7269> 1,607円 (-65.5円、-3.9%) スズキ <7269> [東証P]が大幅安。東京海上ホールディングス <8766> [東証P]傘下の東京海上日動火災保険と、SOMPOホールディングス <8630> [東証P]傘下の損害保険ジャパンによるスズキ株の売り出しは21日が受渡日となった。売出価格は1株1492円で、足もとの株価はこれを上回って推移していたことから、利益確定目的の売りが優勢となったようだ。 ■任天堂 <7974> 10,245円 (-125円、-1.2%) 任天堂 <7974> [東証P]が3日ぶり反落。同社は18日取引終了後に、新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ・ツー」の米国での予約受付を24日からスタートすることを発表した。当初は今月9日の予約開始を予定していたが、トランプ米政権の関税政策などへの影響を考慮して延期していた経緯がある。価格については、本体やソフト価格は当初予定と変化はないが、コントローラーなど周辺機器については値上げする。なお、発売日は当初予定通り6月5日を予定している。ニンテンドースイッチは製造委託先として中国を拠点とし、ベトナムやマレーシアなどで製造し米国に輸出を行ってきたことから、今回のトランプ米政権が打ち出す政策によるデメリットも警戒されていた。 ※21日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋 株探ニュース