外為サマリー:142円30銭を挟んで推移、模様眺めで方向感欠く

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為替

 18日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=142円34銭前後と前日の午後5時時点に比べて55銭程度のドル安・円高となっている。

 日本時間17日(米国時間16日)に行われた日米関税協議では為替が議題に上らなかったが、加藤勝信財務相は18日の閣議後会見で為替に関してはベッセント米財務長官と緊密に協議する考えを示しており、米国から日本に対して円安是正が求められるとの警戒感は依然として残っている様子。加藤財務相は21日から開催される世銀・国際通貨基金(IMF)春季会合に「出席する方向で最終調整している」ことを明らかにするとともに、「米国を含め2国間会談を引き続き調整中だ」と述べた。ドル円相場は朝方に一時142円19銭まで軟化したあとは下げ渋る動きとなったが、トランプ米大統領が前日にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の解任に言及したことがドルの重荷となり戻りは限定的。きょうは主要な海外市場がグッドフライデー(聖金曜日)で休場となることから模様眺めムードが広がりやすく、午後は142円30銭ラインを挟んで方向感なく推移した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1370ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0006ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=161円85銭前後と同70銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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