午前:債券サマリー 先物は反落、日米株高や入札警戒感が影響

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市況

 15日の債券市場で、先物中心限月6月限は反落。日米株高で投資家心理が改善したことや、きょう財務省が実施する20年債入札への警戒感から売りが優勢だった。

 米税関・国境取締局(CBP)が11日に相互関税の対象から電子関連製品を除外すると発表し、ラトニック米商務長官が13日に別の関税枠に当てはめることを明らかにしたことで、14日の米市場では関税緩和への期待感が広がった。前日の米株高を受けた日経平均株価の続伸が債券相場を圧迫。朝方の売りが一巡したあとは下げ渋る場面もあったが、8日に実施された30年債入札の結果が不調だったことから20年債入札の結果を見極めるまでは積極的には動きにくく、先物は前引けにかけて再び売りが膨らんだ。

 午前11時の先物6月限の終値は、前日比40銭安の140円72銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日と同じ1.335%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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