話題株ピックアップ【夕刊】(3):ホームポジ、ウッドF、ベガコーポ

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材料

■ホームポジション <2999>  430円   +80 円 (+22.9%) ストップ高   本日終値
 ホームポジション<2999>が急騰。時価総額30億円前後の小型株で品薄感があり、前日にマドを開けて買われたが、きょうは改めて上値を伸ばす展開となっている。静岡県を営業基盤に戸建て分譲を展開し、首都圏でも需要開拓に傾注している。25年8月期は営業損益が4億4000万円(前期は5億7000万円の赤字)と黒字転換を見込んでいる。10日取引終了後に発表した24年9月~25年2月期決算は営業利益が2億900万円の黒字(前年同期は5億2700万円の赤字)と急改善している。また同日、株主優待制度を実施することを発表。25年8月末の株主を対象に、1000株以上を保有する場合、一律2万円分のQUOカードを贈呈するというもので、これを材料視する買いを呼び込んだ。

■ウッドフレンズ <8886>  1,100円   +150 円 (+15.8%) ストップ高   本日終値
 ウッドフレンズ<8886>は急騰。長谷工コーポレーション<1808>が10日の取引終了後、ウッドFの完全子会社化を目的としてTOBを実施すると発表しており、TOB価格1720円にサヤ寄せする格好となった。完全子会社化することで、商品ラインアップの拡充や用地情報の共有による取り引きの活性化、東海圏での事業拡大、戸建住宅以外の建築物への国産木質材の応用などのシナジーが期待できるという。買付予定数は145万8083株(下限97万2100株・上限設定なし)で、買付期間は4月11日から5月27日までを予定。また、TOB成立後、ウッドフレンズは所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は4月10日付でウッドフレンズ株式を監理銘柄(確認中)に指定している。なお、ウッドフレンズはTOBに対して賛同の意見を表明している。

■ベガコーポレーション <3542>  997円   +94 円 (+10.4%)  本日終値
 ベガコーポレーション<3542>が続伸し、新値追いとなっている。同社は10日取引終了後、3月度の月次業績を公表。前期から継続的に取り組んできた実店舗の拡大及び新商品開発により、売上高(LOWYA事業全体)は前年同月比14.2%増の19億5400万円となった。6カ月連続で前年実績を上回ったことや、伸び率が前月(3.4%増)から拡大していることが好感されたようだ。

■Liberaware <218A>  1,018円   +88 円 (+9.5%)  本日終値
 Liberaware<218A>が朝安後にプラス圏に浮上した。同社は11日、新たな通信方式による小型ドローン位置測定の実証に成功したと発表した。下水道管内など地下インフラ点検の課題解決につながるとしており、材料視されたようだ。神戸市の協力のもと、TKKワークス(大阪市北区)とともに小型ドローンを活用した距離計測技術の実証実験を実施。新たな通信モジュールやその他の測定方法を用いて、距離計測が可能であることを確認した。下水道管路内の点検において、状況を把握するためのより高度な情報取得が可能になるという。

■ヴィッツ <4440>  955円   +66 円 (+7.4%)  本日終値
 ヴィッツ<4440>が後場急伸。同社はきょう正午ごろ、25年8月期第2四半期累計(24年9月~25年2月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比2.5倍の3億600万円となり、通期計画の3億3700万円に対する進捗率は90.8%に達した。売上高は同57.2%増の23億3800万円で着地。主力の組み込みソフトウェアをはじめ、シミュレーター・仮想空間技術、セキュリティー及びセーフティーの技術分野で自動車及び産業機器向けの売り上げが好調に推移した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。

■バリオセキュア <4494>  647円   +42 円 (+6.9%)  本日終値
 バリオセキュア<4494>が大幅続伸。10日の取引終了後に発表した26年2月期単独業績予想で、売上高29億7200万円(前期比11.4%増)、営業利益5億9000万円(同20.0%増)、純利益3億9900万円(同16.8%増)と大幅増益を見込むことが好感された。セキュリティフレームワークの拡充や販路の拡大、既存顧客・代理店との価格改定の影響などが通期にわたり寄与する見通し。一方で、成長のための投資は継続するものの、売上高の伸長により吸収する。なお、25年2月期決算は、売上高26億6700万円(前の期比1.0%増)、営業利益4億9200万円(同5.5%減)、純利益3億4200万円(同1.5%減)だった。

■エイチーム <3662>  978円   +60 円 (+6.5%)  本日終値
 エイチームホールディングス<3662>は急伸。10日の取引終了、25年7月期の連結業績予想について、最終利益を5億6000万円から10億円(前期比4.9%増)へ上方修正し、減益予想から一転して増益予想としたことが好感された。同日付で子会社エイチームライフデザインのライフエンディング総合サイト「ライフドット(Life.)」 事業を鎌倉新書<6184>に譲渡すると発表しており、これに伴う事業分離における移転利益2億9700万円を特別利益として計上することなどが要因という。なお、売上高250億円(同4.5%増)、営業利益10億円(同77.8%増)は従来見通しを据え置いている。

■AVILEN <5591>  1,060円   +60 円 (+6.0%)  本日終値
 AVILEN<5591>が続伸。午後1時ごろ、AIを活用した帳票処理エージェント「帳ラク」の提供を開始したと発表しており、好材料視された。同サービスは、AIを活用した帳票処理に特化したソリューション。認識率97%のAI技術を用いることで、従来のAI-OCRでは対応困難な高難度の帳票であっても自動処理を実現し、経理・総務・購買部門の業務負担の軽減とデータ処理の正確性の向上に貢献するとしている。

■エムビーエス <1401>  679円   +38 円 (+5.9%)  本日終値
 エムビーエス<1401>が急伸。同社はきょう午後2時ごろ、期末に上場20周年を迎えた記念配当3円を実施すると発表しており、これが好感されたもよう。これにより、期末一括配当は普通配当10円とあわせた13円(前期は8円)となる。また、同時に25年5月期第3四半期累計(24年6月~25年2月)の単独決算も発表。売上高は前年同期比6.8%増の33億7200万円、営業利益は同10.0%増の4億2900万円で着地した。なお、通期業績予想は売上高47億500万円(前期比8.0%増)、営業利益6億1500万円(同24.3%増)とする従来見通しを据え置いている。

■スタメン <4019>  840円   +47 円 (+5.9%)  本日終値
 スタメン<4019>が続伸。正午ごろ、従業員の定着率向上や情報共有の促進などを実現するエンゲージメントプラットフォーム「TUNAG(ツナグ)」がトヨタユナイテッド静岡(静岡市葵区)に採用されたと発表しており、好材料視された。トヨタユナイテッド静岡は静岡トヨペット・トヨタカローラ東海・ネッツトヨタスルガの3社が合併して4年前に誕生した企業で、静岡県全域で新車・中古車販売事業などを展開している。「TUNAG」の導入は、「合併前の企業ごとに情報格差がある」「拠点の異なる社員同士のつながりが希薄になりやすい」などの課題を解消し、エンゲージメントを向上させ、社員満足度の向上や定着率の改善などを目指すために今回の導入に至ったという。

●ストップ高銘柄
 ミライロ <335A>  547円   +80 円 (+17.1%) ストップ高   本日終値
 GLOE <9565>  1,066円   +150 円 (+16.4%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし





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