前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

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材料

■GMOインタ <4784>  1,540円 (+211円、+15.9%)

 東証プライムの上昇率2位。GMOインターネット <4784> [東証P]が続急騰。2013年8月以来約12年ぶりの高値圏に突入する異彩の上昇波を形成した。昨年11月から中期上昇トレンド入りを明示しているが、これは今年1月からグループ再編に伴うネット基盤事業の承継で、25年12月期の収益が大変貌を遂げる見通しにあることが背景にある。広告の販売や管理運用を手掛けるネット広告代理事業及び広告配信ソリューションの提供なども好調で業績に貢献している。前日に商い急増のなか値を飛ばしマーケットの注目を浴びたが、3日もトランプ関税に左右されない内需の好業績成長株として消去法的な買いも向かっていたようだ。

■フジHD <4676>  2,999.5円 (+239.5円、+8.7%)

 東証プライムの上昇率3位。フジ・メディア・ホールディングス <4676> [東証P]が7日続急伸。同社が元タレントの中居正広氏の一連の騒動を巡り公開した第三者委員会の報告を踏まえ、米ダルトン・インベストメンツ系のライジング・サン・マネジメントが、取締役5人が留任していることに関して批判し、経営陣の交代を要求していると国内外のメディアが3日に報じた。アクティビストの動向に関する報道を思惑視した買いが株価を下支えしたようだ。報道によると、フジHDの会長と社長に就任予定の金光修氏、清水賢治氏ら5人の取締役について、第三者委員会で指摘された経営責任を負っているなどとライジング・サン・マネジメントは指摘しているという。

■アダストリア <2685>  3,020円 (+171円、+6.0%)

 東証プライムの上昇率5位。アダストリア <2685> [東証P]が続急伸。2日の取引終了後に発表した3月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比4.1%増と3ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。天候不順の影響はあったものの、前年より平均して気温が高く推移したことで、春物衣料と夏物衣料の販売が伸びた。また、会員向け20%ポイント還元キャンペーンも奏功した。なお、全店売上高は同7.4%増だった。

■Uアローズ <7606>  2,233円 (+115円、+5.4%)

 東証プライムの上昇率6位。ユナイテッドアローズ <7606> [東証P]が急反発。2日の取引終了後に発表した3月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高が前年同月比14.6%増と15ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。気温の上昇とともに春物衣料の動きが活性化し、ジャケット、パンツなどに加え、シャツ、カットソー、ニットなどの軽衣料が伸長し、シューズ、バッグなどの動きも目立った。なお、全社売上高は同16.2%増だった。

■カドカワ <9468>  3,808円 (+194円、+5.4%)

 東証プライムの上昇率7位。KADOKAWA <9468> [東証P]が続急伸。ゲーム子会社のフロム・ソフトウェアが新作ゲームを発売することが明らかとなり、これが買い材料視されたもよう。フロム・ソフトウェアは2日、マルチプレイアクション「The Duskbloods(ダスクブラッド)」を2026年に世界同時発売することを決定したと発表した。対応プラットフォームはニンテンドースイッチ2。あわせて、スイッチ2向けに「ELDEN RING Tarnished Edition」を今年発売することも発表した。

■コーテクHD <3635>  2,116.5円 (+106.5円、+5.3%)

 東証プライムの上昇率8位。コーエーテクモホールディングス <3635> [東証P]が3日続急伸。傘下のコーエーテクモゲームスが3日、任天堂 <7974> [東証P]の新型ゲーム機「Nintendo Switch 2(ニンテンドースイッチ2)」向けに「ゼルダ無双 封印戦記」など3タイトルを発売すると発表。これを材料視した買いが株価を押し上げたようだ。「ゼルダ無双 封印戦記」は今冬の発売を予定。このほか「信長の野望・新生 with パワーアップキット Complete Edition」は6月5日、ハンティングアクションゲーム「WILD HEARTS S」は7月25日を発売予定日とする。

■神戸物産 <3038>  3,592円 (+170円、+5.0%)

 東証プライムの上昇率9位。神戸物産 <3038> [東証P]が堅調推移。トランプ米政権が2日、世界各国に対する相互関税の発動を発表した。新たな関税策により世界経済が停滞する可能性が意識され、リスク回避ムードが強まるなかで、外国為替市場でドル円相場は日本時間3日朝方に一時1ドル=147円60銭台までドル安・円高が加速した。これを受け、円高の進行により輸入コスト負担が低減するとの期待感から、円高メリット株と位置付けられる銘柄を物色する動きが広がった。ワークマン <7564> [東証S]やセリア <2782> [東証S]も底堅く推移した。

■ナガイレーベ <7447>  2,019円 (+94円、+4.9%)

 東証プライムの上昇率10位。ナガイレーベン <7447> [東証P]が大幅反発。2日の取引終了後に25年8月期上期(24年9月-25年2月)の連結決算を発表。売上高78億4300万円(前年同期比6.1%増)、経常利益15億4300万円(同5.9%減)となり、会社計画(売上高76億6000万円、経常利益15億1400万円)を上回って着地したことが好材料視されたようだ。メディカルウェアは前期からの期ズレ案件が高機能商品を中心に順次更新され、予定していた大口案件も順調な納入が進んだ。また、前期から販売を開始したハイエンド商品「MACKINTOSH PHILOSOPHY」も好調だった。一方、利益は円安の影響に加え、原材料の価格改定や国内人件費及び物流費の増加などが響き前年同期比でマイナスとなった。

■Syns <290A>  920円 (+41円、+4.7%)

 Synspective <290A> [東証G]が大幅続伸。1000円の大台に乗せて上場来高値を更新した。前日2日は国内大手証券による新規カバレッジ開始を材料に一時ストップ高に買われていた。3日はトランプ米政権の相互関税発表でリスク回避ムードが市場全体に広がり、同社株も寄り付き後は下押しを余儀なくされたものの、小型SAR(合成開口レーダー)衛星の開発・運用やデータ解析などを展開する同社の事業に対しては成長期待が根強く、全体相場の下げが一服するとすかさず押し目待ちの買い需要に支えられて切り返した。

■NEWART <7638>  1,310円 (+56円、+4.5%)

 NEW ART HOLDINGS <7638> [東証S]が5日ぶり大幅反発。2日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を100万株(発行済み株数の6.33%)、または15億円としており、取得期間は4月7日から来年3月31日まで。株主還元の充実を図ると同時に、資本効率の向上及び経営環境の変化に対応した機動的かつ効果的な資本政策などを実現するためとしている。

■良品計画 <7453>  4,273円 (+166円、+4.0%)

 良品計画 <7453> [東証P]が大幅高で3日続伸。2日の取引終了後に発表した3月度の国内売上高で、直営既存店とオンラインストアを合わせた売上高が前年同月比20.5%増と14ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。会員向けセール「無印良品週間」の開催日数は前年と同日数だったものの、在庫の確保やSNSをはじめとするマーケティングに力を入れたことで、衣服・雑貨、生活雑貨、食品のいずれの部門も前年実績を上回った。なお、直営全店とオンラインストアを合わせた売上高は同32.8%増だった。

■ナルミヤ <9275>  1,249円 (+42円、+3.5%)

 ナルミヤ・インターナショナル <9275> [東証S]が大幅続伸。2日の取引終了後に発表した3月度の月次売上概況で、既存店売上高が前年同月比3.9%増と4ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。暖かい日が続いたことで、春物が好調に推移し、特に入園・入学式・卒業式に対応したオケージョン商品が売り上げを牽引した。なお、全店売上高は、ルミネ新宿で開催したメゾピアノ ジュニア25周年記念ポップアップ店舗の寄与もあり同13.7%増だった。

■西松屋チェ <7545>  2,119円 (+70円、+3.4%)

 西松屋チェーン <7545> [東証P]が大幅高で3日続伸。同社は2日の取引終了後、25年2月期の単体決算発表にあわせ、26年2月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比7.5%増の2000億円、最終利益は同13.6%増の93億500万円を計画する。4期ぶりに過去最高益を更新する見通しを示したほか、自社株買いの実施も公表しており、全体相場が荒れ模様となるなかで買いを集めた。プライベートブランド商品の開発を進めつつ、競争力のある価格政策を実行するとともに、売り上げや客層の拡大を図る方針。自社株買いは総数18万2000株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.30%)、総額3億円を上限とし、4月4日から17日の間に実施する。25年2月期の売上高は前の期比5.0%増の1859億円7400万円、最終利益は同0.1%減の81億9500万円だった。

■テラドローン <278A>  7,930円 (+180円、+2.3%)

 Terra Drone <278A> [東証G]が4日ぶり反発。同社は3日、サウジアラビアの総合エネルギー・化学企業のアラムコと戦略的パートナーシップに関する覚書(MOU)を締結したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。同社はこのMOUを通じて、 ドローンやロボット、人工知能(AI)を活用したソリューションの開発を促進し、アラムコと連携して石油・ガス業界に向けた技術革新を加速させるとしている。

■QBNHD <6571>  1,047円 (+21円、+2.1%)

 キュービーネットホールディングス <6571> [東証P]が反発。同社は2日の取引終了後、3月の国内店舗売上高を発表。既存店売上高は前年同月比5.7%増と8ヵ月連続の前年同月比プラスとなり、これが好材料視された。2月から価格改定とツキイチ割引キャンペーンを全年齢層へ拡大した影響のほか、3月下旬に気温が高くなったことなどもプラスに働いた。なお、全店売上高は同6.9%増だった。

■三菱商 <8058>  2,660円 (+45円、+1.7%)

 三菱商事 <8058> [東証P]が反発。3日午後1時ごろ、取得上限6億8900万株(自己株式を除く発行済み株数の約17%)、または1兆円とする自己株式取得を実施すると発表した。1兆円のうち、2300億円分は自社株TOBに充てる。一部株主から売却の意向が示されたため。残額(7700億円分)については自社株TOB期間(4月4日~5月2日)の終了後に実施する市場買い付けに充てる。市場買い付けの期間は5月7日~来年3月31日。取得した株式は来年4月30日付で消却する。あわせて、26年3月期の見通しについて発表を行った。株主還元は自己株式取得1兆円に加え、1株当たり110円の配当を行う予定とした。前25年3月期(100円)から10円の増配となる見込み。これら発表を好感した買いが入った。

■日テレHD <9404>  3,136円 (+49円、+1.6%)

 日本テレビホールディングス <9404> [東証P]が反発。SMBC日興証券が2日付で同社の投資評価「1(強気)」を据え置き、目標株価を前回の2900円から3500円に引き上げたことが材料視されたようだ。レポートでは、主力の地上波テレビ放送広告収入やスタジオジブリを中心としたアニメ事業が想定以上に好調に推移していると指摘した上で、25年3月期~29年3月期の業績予想を上方修正した。また、放送局に対するガバナンス強化、資本効率向上の期待が高まるなか、中長期業績成長シナリオや資本効率向上策のアップデートを今後の注目ポイントに挙げている。

■ジョイ本田 <3191>  1,990円 (+26円、+1.3%)

 ジョイフル本田 <3191> [東証P]が5日ぶり反発。3日午後3時ごろ、株主優待制度を拡充すると発表した。通常優待の贈呈額を増額するとともに、3年以上継続保有する長期保有株主向け制度を新設する。今年の基準日(6月20日)から変更を開始する。2022年の基準日から継続保有している株主は、長期保有株主優待の対象となる。

■エフ・コード <9211>  1,676円 (+16円、+1.0%)

 エフ・コード <9211> [東証G]が4日ぶり反発。2日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を16万株(発行済み株数の1.30%)、または4億円としており、取得期間は4月3日から5月30日まで。資本コストを意識した株主還元の実施や市場環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を重要視しており、市場環境及び財務状況などを総合的に勘案し自社株買いを実施するという。

※3日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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