午前:債券サマリー 先物は続伸、リスクオフ地合いで買い優勢

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市況

 31日の債券市場で、先物中心限月6月限は続伸。米景気の先行き不透明感が広がるなか、投資家のリスク回避姿勢が強まったことが安全資産とされる債券の買いにつながった。

 前週末28日に発表された2月の米個人消費支出(PCE)と3月のミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)がともに消費者マインドの低下を示す内容となり、同日の米長期債相場が3日ぶりに反発(金利は低下)した流れが東京市場に波及。この日の日経平均株価が大幅安となったことも債券相場を押し上げ、債券先物は午前9時30分すぎに一時138円21銭まで上伸した。ただ、日銀が夕方に公表する4~6月の国債買い入れオペ計画を見極めたいとするムードもあり、買い一巡後はやや上値が重くなった。なお、きょうは財務省による2年債入札が実施される。

 午前11時の先物6月限の終値は、前週末比29銭高の138円06銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末に比べて0.025%低下の1.520%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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