前週末28日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

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材料

■AIFCG <254A>  1,540円 (+300円、+24.2%) ストップ高

 AIフュージョンキャピタルグループ <254A> [東証S]がストップ高。同社は28日午後2時15分、EVO FUNDを割当先として第2回、第3回、第4回の新株予約権を、DSG1(名古屋市中村区)を割当先として第5回の新株予約権を発行し、手取り概算で約30億4700万円を調達すると発表した。調達資金は2028年4月までの間、暗号資産への投資に用いるという。発表内容を材料視した買いが集まった。新株予約権が全て行使した場合の希薄化率は21.34%(議決権ベースで24.12%)となる。

■クックパッド <2193>  175円 (+34円、+24.1%)

 クックパッド <2193> [東証S]が4日続急騰。27日取引終了後に大規模な自社株買いを実施すると発表した。取得上限は2000万株(自己株式を除く発行済み株数の24.2%)、または20億円。期間は4月1日から来年3月31日まで。これが好感された。

■BTM <5247>  1,099円 (+150.5円、+15.9%) ストップ高

 BTM <5247> [東証G]がストップ高。27日取引終了後、システム開発を手掛ける技研(大分市)の株式を100%取得し、子会社化すると発表した。九州地方での優秀なエンジニアの獲得と優良取引先との関係構築を強化し、同地域の大手企業・地方企業に向けたDX推進事業を加速させるという。株式譲渡実行日は5月1日。これが材料視された。

■GFA <8783>  500円 (+40円、+8.7%)

 GFA <8783> [東証S]が急反発。28日午後1時30分ごろ、ミームコインのNYANMARU Coin($NYAN)のエコシステム拡大を目的として主催された「NYANMARU Acceleration Program」において、子会社GFA Capitalが提案したプロジェクト「GFAラジオ・インフルエンサー連携企画」が正式に採択されたと発表しており、好材料視された。また、今回の採択に伴い、プロジェクトに対する活動資金として、NYANMARU Coin2000万円分を助成金として受領する予定としている。

■FフォースG <7068>  524円 (+38円、+7.8%)

 フィードフォースグループ <7068> [東証G]が急反発。デジタルマーケティングの領域で関連ツールを提供し、ネット広告分野では更新システムなど支援ビジネスを展開する。27日取引終了後に25年5月期第3四半期(24年6月-25年2月)の決算を発表、営業利益は前年同期比28%増の11億3000万円と好調だった。SaaS事業が好調で全体収益に貢献している。特に直近四半期の12-2月期でみると営業利益は前年同期比95%増と2倍近い伸びを示しており、これが株価を強く刺激した。

■インフォメテ <281A>  896円 (+62円、+7.4%)

 インフォメティス <281A> [東証G]が急反発。同社は27日取引終了後、NEC <6701> [東証P]が保有する電力データの特徴抽出に関する日本及び米国特許合計2件を譲受したと発表。これを活用した今後の展開などが期待されたようだ。同社は「エナジー・インフォマティクス」と呼ばれる電力データ応用を目指している。今回譲受した特許は、同社の知財ポートフォリオを強化するとともに、「エナジー・インフォマティクス」拡大にあたって国内外での優位な展開を支えるものになるとみられている。

■フジHD <4676>  2,537.5円 (+120.5円、+5.0%)

 東証プライムの上昇率4位。フジ・メディア・ホールディングス <4676> [東証P]が3日続急伸。同社は27日の取引終了後、取締役相談役の日枝久氏が6月の定時株主総会後に退任する人事を発表した。取締役の在任期間は40年以上と、同社の経営に大きな影響力を及ぼしていた日枝氏の退任を含む経営体制の刷新により、元タレントの中居正広氏を巡る騒動に区切りがつくとの見方から、ガバナンスの改善を期待した買いが入ったようだ。新たな経営体制では、取締役数を17人から11人に減員するとともに、独立社外取締役を過半数とする。また、多様性の観点から女性取締役比率を3割以上とした。

■日本ISK <7986>  1,562円 (+75円、+5.0%)

 日本アイ・エス・ケイ <7986> [東証S]が3日続急伸。28日午後2時30分、取得総数10万株(自己株式を除く発行済み株式総数の6.42%)、取得総額1億5000万円を上限とする自社株買いを実施すると発表。これを好感した買いが入ったようだ。取得期間は4月1日から9月22日まで。あわせて同社は上場維持基準の適合に向けた計画の期間について25年12月末(従来は24年12月末)に変更すると発表した。

■くすりの窓口 <5592>  2,067円 (+88円、+4.5%)

 くすりの窓口 <5592> [東証G]が大幅続伸。28日、同社が運用する電子お薬手帳「EPARKお薬手帳アプリ」の利用で貯まる「くすりの窓口ポイント」が、NTTドコモ(東京都千代田区)の共通ポイントサービス「dポイント」との連携を開始したと発表しており、好材料視された。アプリでのミッションを達成することで、毎月最大くすりの窓口ポイントが4300ポイント貯まり、貯まったポイントをdポイントに交換することが可能となった。また、交換先としてdポイントが選べるだけでなく、新規当アプリ利用者限定でdポイント最大1万ポイント相当に交換ができるくすりの窓口ポイントを抽選でプレゼントするキャンペーンも開始している。

※28日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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