南海辰村、今期経常を13%上方修正、配当も2円増額

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決算

 南海辰村建設 <1850> [東証S] が3月28日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の20.5億円→23.2億円(前期は16.2億円)に13.2%上方修正し、増益率が26.2%増→42.8%増に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の14億円→16.7億円(前年同期は14.8億円)に19.2%増額し、一転して12.6%増益計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の4円→6円(前期は4円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  (個別業績予想)売上高につきましては、手持工事の進捗が計画より進んだことや追加工事の獲得等により、前回発表の業績予想を上回る見込みとなりました。営業利益、経常利益、当期純利益につきましては、売上高の増加に加え、手持工事の利益改善等により、前回発表の業績予想を上回る見込みとなりました。  (連結業績予想)連結業績予想につきましては、主に個別業績予想の修正に伴うものです。

  株主還元につきましては、財務健全性とのバランスを考慮しつつ、安定的な配当の維持と機動的な自己株式の取得を基本方針とし、内部留保金は財務体質の強化並びに将来の事業展開に必要な諸投資における資金需要に充当していくとともに、業績等を総合的に勘案して配当を実施していく考えであります。 上記の基本方針と業績の進捗等を総合的に勘案した結果、当社は、2025年3月28日開催の取締役会において、2024 年4月26日公表の配当予想を以下のとおり修正することを決議いたしました。 2025 年3月期の配当につきましては、期末配当(普通配当)を1株当たり4円の予想から1円増配の5円といたします。 また、当社は、2025年10月をもって南海建設(株)と(株)辰村組の合併から30周年を迎えることとなります。これもひとえに株主の皆様をはじめとする関係各位のご支援の賜物と厚く御礼申し上げます。つきましては、株主の皆様の日頃の温かいご支援に感謝の意を表するため、期末配当において1株当たり1円の記念配当を実施いたします。これにより、2025年3月期の1株当たり期末配当は、普通配当5円に合併30周年記念配当1円を加え、合計6円を予定しております。 なお、当社は、会社法第459条第1項に基づき、取締役会の決議をもって剰余金の配当等を行うことができる旨を定款に定めており、本件につきましては2025年4月開催予定の取締役会決議を経て正式に決定いたします。(注)上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。

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