午前:債券サマリー 先物は続落、長期金利は一時1.445%に上昇
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5日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は続落した。前日の米国市場で長期債価格が下落(金利は上昇)したことを受けた売りが優勢となった。日銀の内田真一副総裁はこの日、静岡県金融経済懇談会であいさつを行った。このなかで「緩和の範囲内で、その程度を少しずつ調整していくことが、長い目で見た経済と物価の安定につながる」などの見解を示した。早期の利上げ観測を強める内容ではないと受け止められ、市場の反応は限られた。 この日は日銀の植田和男総裁も国際通貨基金(IMF)のイベントであいさつを行ったが、金融政策に関しての直接的な発言がなく、マーケットへの影響は中立的なものとなった。日銀は5日、定例の国債買い入れオペを4本通告した。対象は「残存期間1年以下」と「同1年超3年以下」、「同3年超5年以下」と「同10年超25年以下」で、オファー額はいずれも予定通りとなった。 米国市場では関税発動による景気への悪影響が懸念されるなか、長期債は直近で価格が上昇(金利は低下)していたこともあって、利益確定目的の売りが優勢となった。米長期金利は4.24%に上昇した。 先物3月限は前営業日比24銭安の139円09銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.020ポイント高い1.440%で推移。一時1.445%まで上昇した。 出所:MINKABU PRESS