午前:債券サマリー 先物は反発、米債券高の流れ引き継ぐ
投稿:
4日の債券市場で、先物中心限月3月限は反発。米景気の先行き懸念などを背景に、3日の米長期債相場が続伸(金利は低下)したことが国内債の追い風となった。 米サプライマネジメント協会(ISM)が3日発表した2月の製造業景況感指数が50.3と前月(50.9)から低下したことや、トランプ関税が経済に悪影響を与えるとの見方から米長期金利が約3カ月ぶりの水準まで低下した流れが東京市場に波及した。ただ、債券先物は朝方に139円58銭まで上伸したあとは伸び悩み。日銀の追加利上げ観測がくすぶるなか、きょう財務省が実施する10年債入札の結果を見極めたいとして積極的な買いは手控えられた。 午前11時の先物3月限の終値は、前日比8銭高の139円52銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.010%低下の1.400%で推移している。 出所:MINKABU PRESS