前週末28日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

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■大平金 <5541>  1,943円 (+400円、+25.9%) ストップ高

 東証プライムの上昇率トップ。大平洋金属 <5541> [東証P]がストップ高。28日午後3時ごろ、従来無配を予定していた25年3月期の配当予想について、期末一括135円を実施し3期ぶりに復配すると発表したことを好感した買いが入った。連結配当性向30%をメドとしてきた配当方針を変更し、当面はDOE(株主資本配当率)4%をメドに実施するとしたことが要因としている。

■ReYuu <9425>  487円 (+80円、+19.7%) ストップ高

 ReYuu Japan <9425> [東証S]がストップ高。28日、同社の筆頭株主であるショーケース <3909> [東証S]が保有するReYuu株の一部をシンガポールに拠点を置くSeacastle社に売却すると発表した。ショーケースが保有する231万株のうち、181万株(議決権所有割合33.21%)を譲渡する。Seacastle社はReYuuの筆頭株主となる見通し。Seacastle社はReYuuの持つリユーススマートフォンの調達能力や市場の成長性を高く評価しており、海外での売上高や利益の拡大が期待できる可能性があると判断したという。発表内容を材料視した買いが集まったようだ。

■シンワワイズ <2437>  318円 (+31円、+10.8%)

 Shinwa Wise Holdings <2437> [東証S]が続急騰。底値もみ合い圏から離脱の動きを示している。同社は美術品公開オークションの企画・運営で業界首位級の実績を有しており、時流を捉えたNFTアート分野の育成などにも注力している。業績は24年5月期に最終大幅赤字となるなど苦戦を強いられていたが、足もとでは回復色をみせている。27日取引終了後に発表した25年5月期上期(24年6-11月)決算は最終損益が1億8900万円の黒字に浮上した。これを手掛かり材料に投資資金が攻勢をかけた。

■サイフューズ <4892>  1,320円 (+121円、+10.1%)

 サイフューズ <4892> [東証G]が3日続急騰。同社は28日、3D細胞製品に関して、ヒト体内の機能の一部を対外で再現した「機能性細胞デバイス」の商標登録と、「ヒト3Dミニ肝臓」に関する国際特許登録などを完了したと発表。朝方の上昇が一服した後、下げに沈む場面があったが、発表を手掛かり視した買いが入り再びプラス圏に浮上した。知的財産権に関して、同社は基盤技術である「バイオ3Dプリンティング」によって人間の肝臓が持つさまざまな機能の再現可能性を更に高めるグローバル特許であるとし、今後の新製品の創出につながることが見込まれると指摘。あわせて、3D細胞製品の販路拡大を進め、グローバル展開に向けた活動を本格化させる方針を示している。

■片倉 <3001>  2,135円 (+174円、+8.9%)

 片倉工業 <3001> [東証S]が続急伸。27日の取引終了後、重田光時氏を代表者とするASO Groupが片倉株の買い増しに動いていたことが明らかとなり、思惑視した買いを誘ったようだ。同日に提出された変更報告書によると、共同保有者のスノーボールキャピタル(東京都港区)と合わせた保有割合は11.21%(従来は11.09%)に上昇した。保有目的の項目には「純投資及び状況に応じて重要提案行為を行うこともありうる」と記載している。報告義務発生日は27日。

■ミラタップ <3187>  336円 (+26円、+8.4%)

 ミラタップ <3187> [東証G]が急反発。27日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を40万株(発行済み株数の2.17%)、または1億円としており、取得期間は3月3日から6月30日まで。事業活動推進の原資にあてるなど、今後の資本政策の機動性を高めるために取得するとしている。

■わかもと <4512>  305円 (+23円、+8.2%)

 わかもと製薬 <4512> [東証S]が続急伸。英投資ファンドのアセット・バリュー・インベスターズが27日付で提出した大量保有報告書によると、アセット・バリューのわかもと株式保有比率は6.14%となり、新たに5%を超過したことが分かった。アセット・バリューはアクティビストとして知られ、今回のわかもと株式の保有目的も「純投資及び重要提案行為などを行うこと」としており、今後株式価値の向上に対する思惑がわかもとの株価を強く刺激する格好となった。

■北陸電 <9505>  832.8円 (+44円、+5.6%)

 東証プライムの上昇率6位。北陸電力 <9505> [東証P]が3日ぶり急反発。27日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を8550億円から8600億円(前期比6.4%増)へ、純利益を450億円から650億円(同14.4%増)へ上方修正すると発表。これが好感された。水力増や総販売電力量増、燃料費減、諸経費減などを踏まえて修正した。配当予想も17円50銭から20円(前期7円50銭)に増額修正した。

■宝&CO <7921>  3,260円 (+160円、+5.2%)

 東証プライムの上昇率8位。TAKARA & COMPANY <7921> [東証P]が3日続急伸。27日の取引終了後、25年5月期の連結業績予想について、最終利益を29億円から41億円(前期比36.0%増)へ上方修正したことが好感された。東京都豊島区に保有する土地・建物を3月に譲渡するのに伴い、固定資産売却益約18億円を特別利益として計上することなどが要因という。なお、売上高300億円(同2.5%増)、営業利益43億円(同1.6%増)は従来見通しを据え置いている。

■愛知鋼 <5482>  7,100円 (+340円、+5.0%)

 東証プライムの上昇率9位。愛知製鋼 <5482> [東証P]が急反発。同社は26日の取引時間中に27年3月期までの中期経営計画を更新したと発表。株主還元を強化させる方針を示し、年間約20~30億円としていた株主還元額について、27年3月期までの3カ年において通常配当の総額で年間30~40億円、更に追加の株主還元として400億円程度実施すると公表していた。27日の取引終了後には、新たな中期計画の方針を踏まえ、取得総数65万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.3%)、取得総額43億9400万円を上限とする自社株買いを立会外で実施すると開示。東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT―3)情報によると、28日朝に愛知鋼は上限となる65万株の買い付けを行った。今回の取得額から、同社が自社株買いを継続し、株式需給が一段と引き締まることへの期待感が改めて膨らんだようだ。

■IIF <6545>  624円 (+27円、+4.5%)

 インターネットインフィニティー <6545> [東証G]が3日ぶり大幅反発。27日の取引終了後、介護事業者向け経営サポートシステムの開発・販売を手掛けるセントワークス(東京都中央区)の全株式を4月1日付で取得し子会社化すると発表しており、好材料視された。IIFでは、中期経営計画における成長戦略の軸として中小規模介護事業者向けのDXソリューション事業を位置付けており、セントワークスが持つプロダクトをDXソリューション事業の中核とすることで、早期の事業化及び収益化が期待できると判断した。取得価額は7億6000万円。なお、25年3月期業績への影響は軽微としている。

■Ciメディカ <3540>  851円 (+32円、+3.9%)

 歯愛メディカル <3540> [東証S]が大幅反発。同社が27日に公表した定時株主総会招集通知で個人投資家の井村俊哉氏の12月末時点の保有割合が4.74%と、昨年6月末時点の4.04%から上昇していることが判明しており、需給思惑的な買いが入ったようだ。

■ウインP <3183>  1,310円 (+27円、+2.1%)

 ウイン・パートナーズ <3183> [東証P]が続伸。27日の取引終了後、25年3月期の期末一括配当予想を51円から52円(前期50円)へ増額修正したほか、上限を30万株(発行済み株数の1.04%)、または4億円とする自社株買いを発表したことが好感された。自社株買いの取得期間は2月28日から3月31日までで、資本効率及び株主還元の更なる向上を図ることが目的としている。

■井関農 <6310>  1,100円 (+20円、+1.9%)

 井関農機 <6310> [東証P]が続伸。同社は28日、子会社が持つ固定資産の売却を発表した。譲渡益は約8億6300万円で、25年12月期第1四半期(1-3月)において特別利益に計上する。発表を手掛かり視した買いが入ったようだ。なお、25年12月期の業績予想には織り込んでいるという。

■ダスキン <4665>  3,741円 (+65円、+1.8%)

 ダスキン <4665> [東証P]が続伸。27日の取引終了後、自社株200万株(発行済み株数の4.00%)を3月31日付で消却すると発表しており、好材料視された。なお、消却後の発行済み株数は4800万株となる。

■UACJ <5741>  5,200円 (+90円、+1.8%)

 UACJ <5741> [東証P]が続伸。27日の取引終了後、25年3月期の期末配当予想を70円から80円へ増額修正したことが好感された。年間配当予想は150円となり、前期実績に対して60円の増配となる。

■ノジマ <7419>  2,484円 (+39円、+1.6%)

 ノジマ <7419> [東証P]が3日続伸。日本経済新聞電子版が27日夜、「家電量販大手のノジマは、マーケティング支援のストリートホールディングス(HD、東京・港)を買収する」と報じた。これを受け、ノジマは28日午前9時過ぎにコメントを開示。報じられた件に関しては協議中で、同日開催予定の取締役会に付議する予定だとした。記事によると、テレビ通販番組の制作や運用支援などを展開するストリートHDの買収額は130億円程度とみられ、ノジマは広告運用の効率化につなげるとしている。買収後の利益貢献を期待した買いが優勢となったようだ。

■不二ラテ <5199>  1,738円 (+28円、+1.6%)

 不二ラテックス <5199> [東証S]が続伸。28日午後3時ごろ、保有する投資有価証券の一部を売却したのに伴い、25年3月期第4四半期に投資有価証券売却益2億3800万円を特別利益として計上すると発表しており、好材料視された。なお、25年3月期通期業績予想の変更は現時点ではないとしている。

■カノークス <8076>  1,773円 (+27円、+1.6%)

 カノークス <8076> [東証S]が3日続伸。27日取引終了後、25年3月期の期末配当予想について50円から54円に増額修正すると発表した。中間配当48円とあわせ、年間合計では102円(前期101円)となる見通し。

※28日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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