リンコー、今期経常を33％上方修正、配当も10円増額

　リンコーコーポレーション <9355> [東証Ｓ] が2月28日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の4億円→5.3億円(前期は2.7億円)に32.5％上方修正し、増益率が46.0％増→93.4％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.8億円→3.1億円(前年同期は1.2億円)に71.4％増額し、増益率が44.4％増→2.5倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の30円→40円(前期は30円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社は、最近の業況や今後の見通しを踏まえて、2024年５月10日に公表しました2025年３月期の通期連結業績予想を上表のとおり修正しております。　2025 年３月期の通期の業績は、主力の運輸部門において、コンテナ貨物と一般貨物を合わせた船内取扱数量は、当初予想から減少する見通しではありますが、一般貨物を主とする新規貨物の獲得や作業料金の見直し、作業効率向上の効果などにより、当初予想に比べて減収増益の見通しであります。また、ホテル事業部門につきましては、宿泊部門を中心に好調を維持し、当初予想に比べて増収増益となる見通しであります。

　　当社は、業績に裏付けられた成果の配分を行うとともに、企業継続の持続性確保のため内部留保と安定配当を継続することを基本方針とし、それが株主の利益に資するものと認識しております。この基本方針に基づき、「中期経営計画（2024年度～2026年度）」において「1株30円以上を目安とし、配当性向20％～30％の維持」を同計画期間の配当方針として定めております。　また、当社は2025年５月に創立120周年を迎えることとなります。これもひとえに株主の皆様をはじめとする関係各位のご支援の賜物と厚く御礼申し上げます。　つきましては、株主各位の日ごろのご支援に感謝の意を表するため、期末配当において１株当たり10円の記念配当を実施いたします。　これにより、期末配当予想を前回予想の30円に、記念配当10円を増配し、合計40円の期末配当予想に修正いたします。（注）　上記予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業　　　績は様々な要因により大きく異なる可能性がございます。