午後:債券サマリー 先物反発、株安で債券選好の流れ続く 長期金利1.370%に低下
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28日の債券市場で、先物中心限月3月限は反発した。米国政府による関税発動方針を受けてリスク回避ムードが優勢となり、安全資産となる債券に資金がシフトした。 この日は利付国債の入札や国債買い入れオペといった需給イベントがなく、株式相場にらみの展開となった。米景気への先行き懸念が広がるなかで、エヌビディア<NVDA>の株価が前日の米国市場で大幅安となったことも相まって、日経平均株価は大幅安となり、下げ幅は一時1400円を超す下落となった。株価の下落が債券選好の流れを後押しした。 朝方に発表された2月の東京都区部消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除いたコアCPIの前年同月比での伸び率が市場予想を下回った。日銀が追加利上げに踏み切るとの見方を和らげる結果となり、円債相場には支援材料となった。また、日銀の内田真一副総裁は衆院委員会での答弁に臨んだ。長期金利の動向に関して、市場での経済・物価に関する見方や海外金利の動向を反映して変動する、などと述べた。植田和男総裁のこれまでの認識などを踏まえた発言と受け止められ、円債相場に対する影響は中立的なものとなった。 先物3月限は前営業日比25銭高の139円77銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.030ポイント低い1.370%で推移している。 出所:MINKABU PRESS