午前:債券サマリー 先物は続伸、米景気減速懸念で債券選好 長期金利1.340%に低下

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市況

 26日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は続伸した。米国の景気減速懸念を背景に、米長期金利が前日に一時4.28%まで低下(債券価格は上昇)した。日経平均株価が下落し3万8000円の大台を下回ったことも相まって、債券選好の流れとなった。

 2月の米消費者信頼感指数が98.3と、市場予想に対して下振れをして着地したことを受け、米国景気の先行き懸念が広がった。安全資産と位置付けられる国債の買い需要が高まるなか、円債市場で先物3月限は午前中に140円33銭まで上昇した。

 日銀は26日、定例の国債買い入れオペを通告した。対象は「残存期間3年超5年以下」と「同5年超10年以下」、「同10年超25年以下」と物価連動債の4本。日銀の植田和男総裁の国会での答弁をもとに、オファー額が増額されるとの思惑も一部にあったが、いずれのゾーンも予定通りの額となった。オペ通告後、先物は上げ幅を縮小した。

 先物3月限は前営業日比32銭高の139円98銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.040ポイント低い1.340%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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