米外為市場サマリー:低調な米経済指標を受け一時148円50銭台に軟化
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25日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=149円03銭前後と前日と比べて70銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=156円69銭前後と同3銭程度のユーロ安・円高だった。 前週末21日に公表された2月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値が落ち込むなど低調な米経済指標が相次いでいるほか、トランプ米政権による対中半導体規制の強化を巡る報道から投資家のリスクオフ姿勢が強まるなか、安全通貨とされる円を買ってドルを売る動きが先行した。この日に米調査会社コンファレンス・ボードが発表した2月の米消費者信頼感指数が3カ月連続で悪化したことが分かると、米長期金利が低下するとともにドル売りが流入。ドル円相場は148円57銭と昨年10月以来の水準まで軟化したあとはドルに押し目買いが入り下げ渋ったが、米景気の減速懸念が広がっていることから戻りは限定的だった。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0514ドル前後と前日に比べて0.0045ドル程度のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS