話題株ピックアップ【夕刊】(1):BASE、日本マイクロ、サンリオ

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材料

■技術承継機構 <319A>  4,040円   +700 円 (+21.0%) ストップ高   本日終値
 14日に決算を発表。「前期経常は67%増で3期連続最高益」が好感された。
 技術承継機構 <319A> [東証G] が2月14日大引け後(16:00)に決算を発表。24年12月期の連結経常利益は前の期比67.2%増の15.4億円に拡大し、3期連続で過去最高益を更新した。なお、25年12月期の業績見通しについては売上高(116億円)、配当(無配)以外は開示しなかった。

■BASE <4477>  434円   +74 円 (+20.6%)  本日終値
 14日に決算を発表。「今期経常は24%増で2期連続最高益更新へ」が好感された。
 BASE <4477> [東証G] が2月14日大引け後(15:30)に決算を発表。24年12月期の連結経常損益は7億9600万円の黒字(前の期は4億0900万円の赤字)に浮上し、従来予想の2億0100万円の黒字を上回って着地。25年12月期の同利益は前期比23.6%増の9億8400万円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
 同時に発表した「2.9%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の2.9%にあたる340万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月17日から5月30日まで。

■インフォマート <2492>  381円   +63 円 (+19.8%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 インフォマート<2492>は急騰。前週末14日取引終了後に発表した24年12月期連結決算は売上高が前の期比17.0%増の156億3000万円、営業利益が同44.6%増の12億円だった。続く25年12月期も売上高が前期比24.7%増の194億9100万円、営業利益が同91.6%増の23億円と好調な見通しを示しており、これを評価した買いが集まった。配当予想も4円46銭と前期実績(1円74銭)から増額した。前期はサービスの利用企業数が順調に拡大した。今期もこの傾向が続くと見込んでいる。

■ユーグレナ <2931>  511円   +80 円 (+18.6%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率2位
 ユーグレナ<2931>はストップ高。前週末14日取引終了後に発表した24年12月期決算は営業損益が3億円の黒字(前の期は14億6400万円の赤字)と小幅ながら7期ぶりに赤字から脱却を果たした。ヘルスケア事業は複数の連結化した子会社の収益寄与が反映された。また、25年12月期の業績予想については営業利益が前期比4倍となる12億円を見込んでおり、これを材料視する形で投資資金が流入した。

■日本マイクロニクス <6871>  4,600円   +700 円 (+18.0%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率3位
 日本マイクロニクス<6871>が急騰。半導体向けプローブカードで高い商品競争力を有し、グローバル展開を図っている。生成AI市場の急成長を背景にHBMなどAI用半導体向けにプローブカードの需要が高水準で収益を押し上げている。前週末14日取引終了後に発表した24年12月期決算は営業利益が前の期比2.4倍となる125億7200万円と急拡大し2期ぶりに過去最高を大幅更新した。また、前期年間配当を従来計画の65円に5円上乗せし70円としている。今期の業績見通しについては非開示だが、前期の好決算を評価する投資資金が攻勢をかけている。

■ブシロード <7803>  535円   +80 円 (+17.6%) ストップ高   本日終値
 ブシロード<7803>が急反発し昨年来高値を更新。前週末14日の取引終了後、25年6月期の連結業績予想について、売上高を490億円から510億円(前期比10.2%増)へ、営業利益を20億円から30億円(同3.4倍)へ、純利益を10億円から15億円(同86.4%増)へ上方修正したことが好感された。TCG(トレーディングカードゲーム)ユニットで、新タイトル「hololive OFFICIAL CARD GAME」と「五等分の花嫁 カードゲーム」がともに順調なスタートを切ったほか、「ヴァイスシュヴァルツ」や「カードファイト!! ヴァンガード」をはじめとする既存タイトルも安定した成長を維持していることが牽引。また、MD(マーチャンダイジング)ユニットで、特に海外へのグッズ出荷が好調に推移してきたことや、オリジナルフィギュアブランド「PalVerse」が成長していること、更にライブエンタメユニットで、「BanG Dream!(バンドリ!)」関連のライブイベントの動員数やパッケージ販売が想定を上回っていることなどが寄与する。なお、同時に発表した第2四半期累計(24年7~12月)決算は、売上高257億3100万円(前年同期比16.2%増)、営業利益17億2600万円(同4.3倍)、純利益12億4200万円(同95.5倍)だった。

■サンリオ <8136>  7,088円   +1,000 円 (+16.4%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率5位
 サンリオ<8136>はストップ高。14日取引終了後、25年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。今期の売上高予想を従来の見通しから99億円増額し1405億円(前期比40.5%増)、最終利益予想を94億円増額し405億円(同2.3倍)に引き上げた。また、期末配当予想を12円増額して32円に見直した。これを好感した買いが膨らんでいる。「ハローキティ」50周年関連の施策効果が出たほか、北米や中国でのライセンス事業が伸長した。1~3月期は「マイメロディ」の50周年や「クロミ」の20周年に関する施策が始まることも踏まえ、引き続き好調な事業展開を見込む。年間配当予想は52円。前期は1対3の株式分割を考慮したベースで年間22円だった。4~12月期の売上高は前年同期比44.7%増の1047億8600万円、最終利益は同2.1倍の337億9000万円だった。

■ワンキャリア <4377>  5,180円   +705 円 (+15.8%) ストップ高   本日終値
 ワンキャリア<4377>がストップ高。前週末14日の取引終了後に発表した25年12月期単独業績予想で、売上高74億2700万円(前期比37.5%増)、営業利益18億5700万円(同43.3%増)、純利益13億800万円(同41.7%増)と大幅増収増益を見込み、年間配当予想を実質増配となる14円としたことが好感された。引き続き求人掲載サービスやスカウトサービスの販売増が業績を牽引する見通し。なお、24年12月期決算は、売上高54億100万円(前の期比36.0%増)、営業利益12億9600万円(同30.1%増)、純利益9億2300万円(同32.9%増)だった。同時に、3月15日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表しており、これも好材料視されている。投資単位当たりの金額を引き下げることでより投資しやすい環境を整えるとともに、投資家層の拡大を図ることを目的としている。

■eWeLL <5038>  2,111円   +262 円 (+14.2%) 一時ストップ高   本日終値
 eWeLL<5038>が一時ストップ高まで買われ、昨年来高値を更新した。同社は14日取引終了後、25年12月期通期の単独業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比31.6%増の14億9400万円としていることや、期末一括配当計画を前期比3円増配の15円としていることが好感されたようだ。売上高は同30.3%増の33億4900万円を見込む。訪問看護の業務効率化支援や法令遵守サポート、労働生産性向上のためのツール開発に注力するとともに、自社のプラットフォームを通じて蓄積されたデータとノウハウの活用、人工知能(AI)を用いた業務効率化サービス、地域包括ケアシステムの最適化、新機能の開発を推進するとしている。

株探ニュース

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