午前:債券サマリー 先物は反発、長期金利は一時1.340%に低下

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市況

 14日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は反発した。直近の下落を受けて自律反発狙いの買いが入った。前日の米国市場で長期債価格が上昇(金利が低下)したことも支援材料となった。

 米国では1月の卸売物価指数(PPI)が発表された。伸び率は前月比で0.4%となり、市場予想を上回った。一方、金融当局が重視する個人消費支出(PCE)価格指数に反映される項目に関しては低調との見方が広がり、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ停止期間が長期化するリスクが後退したと受け止められた。米長期金利は4.53%に低下した。

 日本の財務省は14日、5年債入札を通告した。クーポンは1.0%で発行予定額は額面で2兆3000億円程度。クーポンが1%の大台に乗せたことなどを背景に、一定の需要を集めることが期待されているようだ。

 先物3月限は前営業日比10銭高の139円78銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.005ポイント低い1.345%で推移。一時1.340%に低下した。

出所:MINKABU PRESS

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