フジHDが急反発し07年以来の高値圏、広告収入減も下押し限られショートカバー誘発

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 フジ・メディア・ホールディングス<4676.T>が急反発し、2007年以来の高値圏で推移している。同社子会社のフジテレビジョンは、元タレントの中居正広氏を巡るトラブルが報じられたのを機に社会的な関心を集めることとなった。1月30日の取引終了後、フジHDは広告収入の大幅な減少を理由に25年3月期業績予想の下方修正を発表。直近で急ピッチな株高が進んだのを背景に翌31日の同社株は利益確定目的の売りが優勢となったが、下値では押し目買いを集め下げ渋る格好となった。週明け2月3日は全体相場がリスク回避ムードに包まれたものの、PBR(株価純資産倍率)が1倍を下回り、9月末時点の自己資本比率が約59%と財務健全性を持つ同社株に対しては買い需要もあって、一時的な調整を見込んで売り持ち高を構築した投資家の買い戻しを誘発し、株高に弾みがついたとみられている。

出所:MINKABU PRESS

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