米外為市場サマリー:FOMC想定内で一時155円10銭近辺まで軟化

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為替

 29日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=155円22銭前後と前日に比べて30銭強のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=161円76銭前後と同50銭弱のユーロ安・円高だった。

 米連邦準備理事会(FRB)は29日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きを決め、声明文ではインフレ率が2%の目標に向けて進展しているとの文言を削除した。これを受けたドル円相場は利下げが当面見送られるとの観測から155円60銭台まで上伸する場面があったものの、結果が市場の想定内だったとの見方もあってドルは買い一巡後に軟化。パウエルFRB議長が記者会見で「インフレを巡る状況は引き続き改善していくと予想している」などと述べたことが伝わると一時155円10銭近辺まで下押した。一方、欧州中央銀行(ECB)は30日の理事会で利下げを決めるとの思惑が広がるなか、ユーロが対ドルや対円で軟調だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0421ドル前後と前日に比べて0.0010ドル弱のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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