【↑】日経平均 大引け| 4日ぶり反発、米ハイテク株高を受け買い優勢 (1月29日)
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日経平均株価 始値 39273.80 高値 39448.24(09:07) 安値 39129.14(12:34) 大引け 39414.78(前日比 +397.91 、 +1.02% ) 売買高 17億1644万株 (東証プライム概算) 売買代金 4兆5188億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は4日ぶり反発、半導体関連などに買い戻し 2.米株市場でナスダック指数が急反発、不安心理が後退 3.朝高後伸び悩むもASML好決算が半導体関連に追い風 4.全般方向感定まらず、3万9000円台前半の往来に終始 5.値上がり銘柄の数は、全体の5割強を占めるにとどまる ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは前日比136ドル高と続伸した。米半導体大手エヌビディアなどハイテク株を中心に買い戻しが優勢となった、 東京市場では、半導体関連株などが戻り足に転じ、日経平均株価は反発。取引時間中は上下に不安定な値動きが続いたが、終盤に買いの勢いが増した。 29日の東京市場は、日経平均が終始プラス圏で推移したものの、方向感が見えにくく3万9000円台前半で上下動を繰り返す形となった。前日の米国株市場ではハイテク株が買い戻され、ナスダック総合株価指数が大きくリバウンドした。これを受けて東京市場でも朝方はリスク選好ムードのなか買い優勢でスタートしたが、寄り後早々にこの日の高値をつけ、前場は伸び悩んだ。FOMCの結果発表を控え、積極的な買いが入りにくかった面もある。しかし、後場取引終盤にはオランダのASMLホールディング が発表した決算が好調だったことを受け、半導体関連が買い直される形となり、つれて日経平均も上げ足を強めた。日経平均は400円近い上昇で引けたが、個別株でみるとプライム市場の値上がり銘柄数は全体の52%を占めるにとどまっている。 個別では、売買代金トップとなったフジクラがプラス圏で引けたほか、アドバンテスト<6857>も買いを集めた。フジ・メディア・ホールディングス<4676>も商いを伴い上値指向が強い。ソフトバンクグループ<9984>が買われ、東京エレクトロン<8035>も上昇した。ソニーグループ<6758>が値を上げ、ファーストリテイリング<9983>も頑強な値動き。シーアールイー<3458>がストップ高に買われ、ミガロホールディングス<5535>、住友理工<5191>なども急騰した。 半面、IHI<7013>が軟調、信越化学工業<4063>も値を下げた。任天堂<7974>が小安く引け、日本郵船<9101>、第一三共<4568>なども冴えない。野村マイクロ・サイエンス<6254>が大幅安、第一工業製薬<4461>は値下がり率トップに売り込まれた。KLab<3656>、サンウェルズ<9229>なども下値を探った。日清製粉グループ本社<2002>も安い。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、東エレク <8035>、ファストリ <9983>、SBG <9984>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約290円。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は信越化 <4063>、第一三共 <4568>、ネクソン <3659>、塩野義 <4507>、SMC <6273>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約55円。うち36円は信越化1銘柄によるもの。 東証33業種のうち上昇は24業種。上昇率の上位5業種は(1)電気機器、(2)非鉄金属、(3)証券商品先物、(4)サービス業、(5)輸送用機器。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)医薬品、(3)化学、(4)海運業、(5)水産・農林業。 ■個別材料株 △テラドローン <278A> [東証G] インドネシアとマレーシアで害虫管理プロジェクトを実施。 △ムゲンE <3299> [東証S] 24年12月期業績が計画上振れで着地。 △CRE <3458> [東証P] MBO発表し1株1700円のTOB価格にサヤ寄せ。 △セルシス <3663> [東証P] イラスト制作アプリの無料クラウドサービスの容量縮小を材料視。 △住友理工 <5191> [東証P] 25年3月期業績予想及び配当予想を上方修正。 △ミガロHD <5535> [東証P] 中央日本土地建物が「FreeiD」導入。 △ウインテスト <6721> [東証S] WAT検査装置「WTS-511」を販売開始へ。 △ジオコード <7357> [東証S] TWOST <7352> が「ネクストSFA」導入。 △交換できる <7695> [東証G] 野村不HD <3231> と業務提携。 △インプレス <9479> [東証S] 25年3月期に株式売却益を計上へ。 ▼中部鋼鈑 <5461> [東証P] 今期経常を72%下方修正。 ▼SEHI <9478> [東証S] 4-12月期(3Q累計)経常が42%減益で着地・10-12月期も81%減益。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)CRE <3458>、(2)ミガロHD <5535>、(3)住友理工 <5191>、(4)セルシス <3663>、(5)ラクトJ <3139>、(6)東光高岳 <6617>、(7)パークシャ <3993>、(8)日ヒュム <5262>、(9)愛知鋼 <5482>、(10)フジHD <4676>。 値下がり率上位10傑は(1)一工薬 <4461>、(2)中部鋼鈑 <5461>、(3)野村マイクロ <6254>、(4)KLab <3656>、(5)サンウェルズ <9229>、(6)信越化 <4063>、(7)ユニチカ <3103>、(8)板硝子 <5202>、(9)CSP <9740>、(10)ネクソン <3659>。 【大引け】 日経平均は前日比397.91円(1.02%)高の3万9414.78円。TOPIXは前日比18.69(0.68%)高の2775.59。出来高は概算で17億1644万株。東証プライムの値上がり銘柄数は856、値下がり銘柄数は742となった。東証グロース250指数は655.99ポイント(8.28ポイント高)。 [2025年1月29日] 株探ニュース