コメリ、今期経常を9%下方修正
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コメリ <8218> [東証P] が1月29日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比0.9%増の203億円となった。 しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の245億円→223億円(前期は222億円)に9.0%下方修正し、増益率が10.3%増→0.4%増に縮小する見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の99.3億円→77.3億円(前年同期は83.9億円)に22.1%減額し、一転して7.9%減益計算になる。 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比8.7%減の57.9億円に減り、売上営業利益率は前年同期の6.6%→5.9%に悪化した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 2025年3月期第3四半期累計期間の営業概況につきましては、春先に天候が安定したことにより、肥料・農薬・刈払機等の農業者様向け商品や家庭菜園資材の販売が堅調に推移しました。また、全国的に梅雨入りが遅かったため、エアコン・遮光用品等の夏物商品も動き出しが早く、売上を底上げしていました。ところが、9、10月の記録的な残暑の影響を受け、秋の家庭菜園に関する商品の販売遅れや、花苗・培養土等のガーデニング需要の減少、暖房用品等の秋冬季節商品の需要に遅れが発生し、販売が低調に推移したことにより、営業収益計画未達の主要因となりました。利益面に関しましては、販売費及び一般管理費については計画内で進捗しましたが、残暑の影響による花苗・野菜苗等のロスの増加や、円安の長期化、原材料高騰が継続している状況において、売上総利益が計画を下回り、営業利益、経常利益、四半期純利益におきましても当初発表の予想値を下回りました。このような状況を勘案いたしまして、2024年4月23日に公表いたしました2025年3月期の通期業績予想を修正いたします。