【↓】日経平均 大引け| 3日続落、米ハイテク株安でリスク回避の売り継続 (1月28日)
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日経平均株価 始値 39400.02 高値 39448.55(09:01) 安値 38886.05(09:31) 大引け 39016.87(前日比 -548.93 、 -1.39% ) 売買高 19億7696万株 (東証プライム概算) 売買代金 5兆0474億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は3日続落、一時3万9000円台割れ 2.前日の米ハイテク株安でリスク回避の地合い 3.エヌビディアが記録的下げ、半導体株に波及 4.内需系の銘柄が強く、値上がりが3分2占める 5.売買代金は昨年12月20日以来となる5兆円台 ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは前週末比289ドル高と反発した。半導体株が売られる一方ディフェンシブ株が買われ指数を押し上げた。 前日に続き半導体主力株などが売り込まれ、日経平均株価は大きく水準を切り下げ、一時3万9000円台を下回る場面もあった。 28日の東京市場は、前日に続き主力ハイテク株への売り圧力が顕著だった。特に半導体セクターの軟調が際立ち、データセンター関連として買われた電線株も利食い急ぎの動きが表面化し日経平均を押し下げた。前日の米国株市場では、中国のAIスタートアップが開発した低コストのAI新モデルが、ハイスペックで高価なAI用半導体の需要を減退させるとの思惑から、エヌビディアなどが記録的な下げに見舞われ、半導体セクター全般にも売りが広がった。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の下げも大きくなり、東京市場もリスク回避目的の売りがかさんだ。一方、内需株は中小型株中心に買われる銘柄が目立ち、プライム市場の値上がり銘柄数が全体の3分の2を占めている。売買代金も膨らみ、昨年12月20日以来となる5兆円台に乗せた。 個別では、売買代金首位のディスコ<6146>が安く、同2位のアドバンテスト<6857>が値下がり率でトップとなる急落をみせるなど半導体関連株への売りが加速した。フジクラ<5803>、古河電気工業<5801>など電線株も大きく値を下げた。このほか、三菱重工業<7011>、日立製作所<6501>が売られた。ソフトバンクグループ<9984>が下値を探り、ファーストリテイリング<9983>も軟調。レゾナック・ホールディングス<4004>も下落した。日本製鋼所<5631>が大幅安となったほか、メガチップス<6875>の下げも目を引く。 半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>のメガバンク3銘柄が揃って物色人気。任天堂<7974>も強調展開をみせた。オリエンタルランド<4661>、武田薬品工業<4502>も頑強な値動きだった。LITALICO<7366>、ACCESS<4813>がストップ高に買われたほか、Appier Group<4180>も急騰。ブレインパッド<3655>が買いを集めた。コーエーテクモホールディングス<3635>も上昇した。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はソニーG <6758>、KDDI <9433>、任天堂 <7974>、コナミG <9766>、住友不 <8830>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約69円。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、東エレク <8035>、SBG <9984>、ファストリ <9983>、フジクラ <5803>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約568円。 東証33業種のうち上昇は16業種。上昇率の上位5業種は(1)その他製品、(2)銀行業、(3)不動産業、(4)陸運業、(5)空運業。一方、下落率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)ガラス土石製品、(3)電気機器、(4)石油石炭製品、(5)機械。 ■個別材料株 △守谷商会 <1798> [東証S] 25年3月期業績予想及び配当予想を上方修正。 △ROXX <241A> [東証G] 「Zキャリア AI面接官」の単独利用を可能へ。 △コーテクHD <3635> [東証P] 10-12月期最終23%増益を評価。 △パス <3840> [東証S] 子会社アルヌールが環境関連設備・機器に関する事業を開始。 △ヘッドウォ <4011> [東証G] セキュア <4264> とAI監視カメラを共同開発へ。 △ウネリー <5034> [東証G] NTTドコモ子会社のDearOneと資本・業務提携。 △ABEJA <5574> [東証G] 小型化モデルが「GPT-4」を上回る性能に到達。 △りたりこ <7366> [東証P] 10-12月期児童福祉事業が黒字化し増配予想示す。 △大垣共立 <8361> [東証P] 今期純利益を減益予想から一転増益へ上方修正。 △GENDA <9166> [東証G] 子会社を通じてディー・エイトの全株式取得(孫会社化)へ。 ▼ヘリオス <4593> [東証G] 新株式・新株予約権発行で希薄化警戒。 ▼日パレット <4690> [東証S] 4-12月期(3Q累計)経常が44%減益で着地・10-12月期も47%減益。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)りたりこ <7366>、(2)ACCESS <4813>、(3)Appier <4180>、(4)サンウェルズ <9229>、(5)オプティム <3694>、(6)ブレインP <3655>、(7)HIS <9603>、(8)大垣共立 <8361>、(9)コーテクHD <3635>、(10)エアトリ <6191>。 値下がり率上位10傑は(1)アドテスト <6857>、(2)メガチップス <6875>、(3)日製鋼 <5631>、(4)一工薬 <4461>、(5)フジクラ <5803>、(6)MARUWA <5344>、(7)古河電 <5801>、(8)三菱重 <7011>、(9)マルマエ <6264>、(10)明電舎 <6508>。 【大引け】 日経平均は前日比548.93円(1.39%)安の3万9016.87円。TOPIXは前日比1.17(0.04%)安の2756.90。出来高は概算で19億7696万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1093、値下がり銘柄数は511となった。東証グロース250指数は647.71ポイント(8.81ポイント高)。 [2025年1月28日] 株探ニュース