本日注目すべき【好決算】銘柄 インソース、ファナック、日東電 (27日大引け後 発表分)

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 1月27日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 インソース <6200> [東証P]  ★10-12月期(1Q)経常は38%増益で着地
 ◆25年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比37.7%増の14.6億円に拡大して着地。主力の講師派遣型研修事業ではDX関連研修や管理職・中堅社員研修が増え、官公庁・自治体、建築・不動産、金融向けが好調だった。また、公開講座事業、ITサービス事業、その他事業も成長し、22.3%の大幅増収を達成した。

 アトムリビン <3426> [東証S]  ★上期経常を一転37%増益に上方修正
 ◆25年6月期上期(7-12月)の経常利益(非連結)を従来予想の2.3億円→3.3億円に46.1%上方修正。従来の減益予想から一転して37.1%増益見通しとなった。売上総利益率が改善したことに加え、販管費の圧縮も利益を押し上げた。

 ファナック <6954> [東証P]  ★今期経常を3%上方修正
 ◆25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.2%増の1394億円に伸びて着地。ロボット部門は苦戦したものの、FA部門がインドや中国でCNCシステム(数値制御装置)の需要を捉えたほか、ロボドリル(小型切削加工機)などのロボマシン部門は海外で好調だった。
  併せて、通期の同利益を従来予想の1849億円→1904億円に3.0%上方修正。増益率が1.7%増→4.8%増に拡大する見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、3回目。

 日東電 <6988> [東証P]  ★今期最終を4%上方修正・最高益予想を上乗せ、自社株買いも発表
 ◆25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比33.2%増の1086億円に拡大して着地。データセンター向けの高容量ハードディスクドライブやIT機器の生産が想定を上回り、製品需要が増加したことに加え、円安が進行したことも追い風となった。
  業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の1300億円→1350億円に3.8%上方修正。増益率が26.6%増→31.5%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。
  併せて、発行済み株式数の4.84%に相当する3400万株、または800億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

 カワセコンピ <7851> [東証S]  ★今期配当を2円増額修正
 ◆25年3月期の期末一括配当を従来計画の3円→5円(前期は3円)に大幅増額修正した。創業70周年記念配当2円を実施する。

 大垣共立 <8361> [東証P]  ★今期経常を一転23%増益に上方修正
 ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の117億円→177億円に51.3%上方修正。従来の減益予想から一転して22.7%増益見通しとなった。銀行単体において、預貸金利ざやが計画を上回る一方、与信関係費用が想定を下回ることなどが上振れの要因。

株探ニュース

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