午前:債券サマリー 先物は続伸、トランプ関税を巡り神経質な展開

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市況

 21日の債券市場で、先物中心限月3月限は続伸。20日に米大統領に就任したトランプ氏の関税を巡る動きに市場参加者の視線が集中するなか神経質な相場展開だった。

 米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ、電子版)は20日、米国への輸入品に対する新たな関税について、トランプ氏が大統領に就任する20日の発動は見送る見通しだと報道。これを受けて米インフレ再加速への懸念が和らいだことが国内債の買い手掛かりとなり、債券先物は141円26銭まで上伸する場面があった。ただ、トランプ氏がメキシコとカナダからの輸入品に最大25%の関税を2月1日までに賦課することを計画していると述べたことが伝わると、一時141円11銭まで上げ幅を縮小。40年債入札の結果を見極めたいとのムードもあるなか、その後は141円10銭台で推移した。

 午前11時の先物3月限の終値は、前日比8銭高の141円15銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.010%低下の1.180%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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